せき、呼吸器 その2

せきと手のしびれ

せきと手のしびれ

せきの時は首や胸の筋肉をよく使うのでそこを通る神経が圧迫され手のしびれや腕の痛みなどの症状を出しやすくなります。

はりではこの様な時、その症状を肺の経絡(はいのけいらく)の問題として考えその経絡(けいらく)にある手のツボを使います。

上手く状態に合わせたツボを選ぶ事が重要です。

この経絡は肺から腕の外側を通って手に行くのでここの気の流れを良くする事でせきを静め手のしびれも良くする事が出来ます。

東洋医学では体の内側の問題も手や腕のしびれなど外側の問題もこの経絡(けいらく)を通して繋がっていると考えるのでそれぞれに関連のあるツボを使う事で効率よく体を整える事が出来ます。

ツボと言うのはつらい場所だけでは無くこの様に離れた場所にもよく効くものが隠れていたりします。体の反応を上手くとらえツボの効果を引き出して使うという事が大切です。

息苦しさと鍼灸

息苦しさと鍼灸

息を思い切り吸えず常に浅い呼吸でいるというのは苦しいだけでは無くそれ自体がストレスとなり状態を悪化させます。

原因としては喉が狭まっていたり胸や背中がこわばっていたりと色々ですが、鍼灸ではこれを肺の実証(じつしょう)として施術をする事があります。

実(じつ)というのは、過剰になっている状態をさすのでこの場合だと気が上手く流れずその事で呼吸が浅くなって息苦しさが出ていると考えます。

よく体をみてその人に合ったツボの使い方をする事が大切です。

そういう時は、ツボもただノドや胸の回りの筋肉にやるというのではなく手や腕の方にある肺のツボの中でも特に実の反応を強く出している所を選び、はりの動かし方も普段とは違って実がより流れる様に体に合わせて変えていきます。

これがまた肺の弱りや体の熱によるものの場合は使い方が変わってくるのですがはりというのは皆同じ様に刺して置いておくのでは無く、よく効かす為には一人一人に合わせた工夫というのが必要になります。

ツボを上手く使うには東洋医学的な見方や考え方が欠かせません。事前に体をよくみてその人にあったツボの使い方をするという事が大切です。

 

せきと普段の体調管理

せきと普段の体調管理

実際の施術では、何か一つのものというよりその時々で出て来る様々な症状をみていきます。

せきというのもその中の一つで喘息や花粉症など元からあるものがストレスや季節の変化など色々な事をきっかけにでてきます。

せきがひどい時は、胸や喉のあたりが痛くなって呼吸をするのも辛くなるなどかなり辛い状態にまで追い込まれる事があります。その様な時は、胸にはりをして痛みを散らし全体的には肺のツボを使ってせきが治まる様にするなどいつものはりでは無く今のせきの状態に合わせたツボを使う様にしていきます。

体というのはその時々で色々な問題を表に出してきます。腰痛や頭痛など他の問題で鍼灸に通っている場合でもその時の環境や仕事内容などで体が変わりせきのツボの方が必要になるという事もよくあります。

せきと言っても根本にあるのはその人の持つ生命力や自然治癒力です。普段から体の状態を良く保ちせきが出る様な状態からなるべく体を遠ざけておくという事が重要です。

咳の時のはりの仕方

咳の時のはりの仕方

風邪の後に咳だけ残ってしまったり、季節になると喘息がひどくなったり、咳の訴えというのは意外と多くあります。

経絡治療(けいらくちりょう)ではこの様な時、咳を肺の経絡(けいらく)の問題と考えるだけでは無く、その肺の問題がどこから出てきているのかという事も同時に考えていきます。

体をよく診て今必要なツボを選ぶ事が大切です。

単純に肺の経絡に問題が出ていればその経絡のツボを使いますが、元々何か問題があって咳が取れなくなったり、季節の喘息を出した様な時は、元々の体の問題を中心に体を整えていきます。

症状に対応したツボだけをとっていては、施術にまとまりが無くなるだけでは無く効果も上手く上がりません。ツボというのはなるべく絞り込んで少なく使う事が良く利かすコツです

咳をしているからといって咳のツボを使うのではなく体をよくみてその人に合わせたツボを選ぶ事が大切です。

咳のツボ

息苦しさと鍼灸

咳が長引いてくると呼吸に必要な胸や肩の筋肉が疲れてきてこわばってきます。

この様な緊張はただ張ってつらいというだけでは無く、呼吸を浅くし気管を狭めるなどして咳の状態も悪くします。

お灸をすえる時は熱くし過ぎない事がポイントです。

気管が狭いとちょっとした事でもすぐ咳をしたくなり、胸の開きが悪くなれば咳をした時より苦しく感じる様になります。

胸の所にある中府(ちゅうふ)穴は、この様な胸や肩周りのこわばりに良く、つらい時にお灸をする事で胸を開き呼吸をしやすくしてくれます。

中府穴は、鎖骨の下の凹みにあり、鎖骨を内から外にたどっていくと指の止まる場所になります。使うお灸は、市販のせんねん灸でいいので顔に煙がかからない様にして左右一つづつすえて下さい。家でやる時はあまり熱くせず少し温かいぐらいでとどめておくと上手くいきます。時間のある時に1日1〜2回、2回やる場合は少し時間を空けてやって下さい。

咳も長引くと色々なところを巻き込みだんだん抜けにくくなっていきます。毎日少しずつ状態を改善していき咳と緊張の悪循環から早くに抜け出す事が大切です。

その他メニューのご紹介

せき、呼吸器

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はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

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