吐き気 その１　胃がムカムカする

吐き気があるような時は、不眠や頭痛、めまいなど色々な体の不調が重なり食欲が無くなるという事だけでは無い全体的な体調不良を起こします。

この様な時は吐き気に伴う問題も含めて広く体の調整をしていく事が必要になります。ここではその様な実際の訴えを元にその対策や考え方を紹介しています。

鍼灸では経絡(けいらく)という独自の見方で体の繋がりを考えバランスをとる事で体調を整えていきます。どの様な問題もまずはお気軽にお電話下さい。お待ちしてます。

吐き気でくる人は良い悪いを繰り返しながら長い事その状態から抜け出せないでいる様な事がよくあります。

病院で色々検査をしてみてもこれと言ったものが見つからずとりあえず薬を飲んでいるという状態になります。

この様な時は胃腸の事だからと消化器系の問題だけを考えるのではなくストレスや生活習慣といった周りの環境を考える事も大切になります。

ただストレスを何とかしたり生活習慣を正すというのはそう簡単に出来るものではなくちょっとやってまた辛くなったら思い出してというのでは中々体は変わっていきません。

吐き気は、そのバランスを体に覚えこますまで時間がかかるので何かを始めて少し変わってきたといっても安心せずしばらくの間はそれを続ける事が重要です。

吐き気は薬でその場を乗り越えるだけで無くしっかり良い状態を体に覚えこませていく必要があります。胃が悪いからと胃の粘膜をとその場所だけ考えるのではなく生活を含め広く体を整えしっかりとした対策を練る事が大切です。

ピロリ菌は胃がんのリスクになるなど胃の調子を崩す元となります。

ただ、この菌は幼少期に感染して胃の中で生息していたものが見つかるというものなので感染してそれがすぐ吐き気につながるというものではありません。

体というのは毎日の生活と切り離せず今行っている事やその環境から受けている影響が体に表れます。

除菌をする事は大切ですが体調が悪い時はそれに加えて今の生活習慣やストレスのある環境を見直す事が大切です。

体には周りの環境や生活からの影響が知らないうちに蓄積されていきます。

例え除菌で体に変化があったとしても今の生活が胃腸に負担をかけるものである事には変わりはありません。

何でもいきなり10から0とはいかないものです。ピロリ菌の除去は体を変えていく為の一つの助けと考え自分でも体調を整えていく事が大切です。

吐き気というのは厄介で一度出ると中々抜けず付きまとい何が悪いのかもはっきりしないので対策がとりずらいという事もあります。

食事も喉を通る甘いものだけ少し取っていたり、好きなものを少しだけ食べたりするので長くなってくると栄養状態も偏ってきます。

この様な状態が続くと体調不良の悪循環からなかなか抜け出せず吐き気の他にも色々な体の不調に悩まされやすくなります。

吐き気というと食事の内容を考えますが生活を細かく観察していくと実際にはそれだけでは無く様々な事に影響されているものです。

よく話をきくと運動不足や寝る時間が遅いなど生活が乱れていたり頭痛やめまいなど他の不調に影響を受けて吐き気が強くなっていたりする場合もあります。

色々検査しても分からないというのは何か臓器が悪くなっているのではなくその働きや自律神経のバランスが悪くなっているという事でもあります。まずはよく体を観察し生活の内容を一つ一つ丁寧に見直していく事が大切です。

子供の場合、吐き気があるといっても調子の良い時は元気に遊んだりしているので大丈夫かと思ったりしますが

自力で悪い状態から抜け出せない場合は、だんだんと吐き気も強くなりご飯も食べられなくなってきたりします。

他にも頭やお腹が痛いと言ったり、朝起こしても中々布団から出てこないなど問題が広がってくると治癒力も発揮されにくくなり悪循環を起こす様になるので注意が必要です。

体調を戻す時には学校や友達などきっかけとなるような物事に対しての対策も必要ですがそこから崩れていった生活を整え健康的な生活を送るといった事も重要になります。

こういう時は生活のリズムが崩れている事が多いのでまずは早くに寝させるという事が第一ですが、その他にも決まった時間に食事をとったり昼間は外に出て日の光を浴びる様にするといった事も重要になります。

鍼灸ではその様な事を考えツボの選択をしていきますが自分でもそれが分かれば色々と対策をたてる事が出来ます。体の不調も繰り返していけばだんだん抜けにくくなります。広く生活を見直し健康的な生活を送る事がまずは大切です。