気血

気とは?

気とは?

気は、動く為の力となるだけでは無く色々な事に係わるので今でも元気、気力、短気、血気、活気など様々な事に使われます。

気が消耗すると疲れて体も動かなくなってくるのでその様な状態を元気が無いと表現し、更にその様な事でやる気が出ない時には気力がわかないと言います。

そのまま受け取り上手に活用して健康に役立てる事が大切です。

現代の鍼灸にはその働きを自律神経やホルモンなどで説明しようとするところがありますが、やはり気は気として理解しその為のはりをしていくのが一番の近道となります。

それがどのような物かというとまだ先になると思いますが、今はそれをそのまま受け取り、知恵と経験に裏付けされた鍼灸を上手く活用するという事の方が大切になります。

気は、鍼灸や漢方には必ず出てくる欠かせないものです。ゆがめて解釈する事無く上手に活用して健康に役立てる事が重要です。

 

気の働きと血(けつ)について

気の働きと血について

鍼灸や漢方では、血(けつ)には、体を潤わし滋養する作用があるとされ、長期に渡り問題があって痩せやかさつき、色の悪さなどがあるものは血がかかわっていると考えます。

体を作る要素には大きく気血水というものがありますが、どれもがバラバラに単独に存在しているのではなく、それぞれが密接に関係しあって成り立っています。

例えば、体に取り込まれた食物は、栄気(えいき)といって気の形となってから血に取り込まれ、それがまた気の動かす力によって全身に運ばれるなど、血と気は切っても切れない関係にあります。

血の問題もまずは気を整える事が重要となります。

実際に体を滋養するのは血の働きという事になるのですが、それを成り立たせるのも目的の場所に運ぶのも気が上手くいってなければ成り立たず、この様な場合でもまずは気の調整という事になります。

一水堂では、はりは軽く浅く行なっていきますがこれはこの気をコントロールする事を考えているからになります。血の問題を動かすにもまずは気の働きが大切になるのでどの様な場合もまずは、気の調整が必要になるからです。

ツボで上手く体の力を引き出そうとするとこの様な周辺の考えというもの必要になります。ただ~のツボというのではなく、この様な昔からある考えに則って上手くはりをしていくという事が大切です。

 

鍼灸の五臓と今の五臓

鍼灸と西洋の違い

ここでも少しずつ紹介していますが、東洋の療法で使われている五臓は、同じ五臓と言っても西洋のものとはまとめ方が異なります。

東洋では、注目しているところが働きや機能といったところにあり、どこがどうなるのか細かくしていくのではなく、物事を広げていって大きな観点から物事が捉えられるようになりました。

鍼灸は物事を大きく捉え、繋がりの中で状態と考えていきます。

その為、今の様に内科と整形と心療科が別々になっていて取り扱うものも違うというのではなく、全て丸ごとの人として扱われ、内臓のものと精神的なものと筋骨格系の問題が全て一緒の五臓の問題となってまとめられています。

これだけ聞くと体の不具合をどう考えればいいか疑問に思うかもしれませんが、実際には問題を訴えている人はどこかひとつだけという事は無く必ず複数の問題を合わせ出しているものなので、意外とこちらの方が素直に状態を受け取れるというところもあります。

全体を繋がりの中でみるので今の問題の捉え方とはまた違うものとなります。

今は、無意識に問題を分けて考えていきますが本来体の不具合というのは、どこかしっかりしていたものが崩れる様にしておかしくなっていくものなので単発で問題がでるというのは珍しいものです。

鍼灸では、それを観察して経験に照らし合わせて状態を判断していきます。全体を大きく繋がりの中で見るので問題の捉え方も今のものとはまた少し違ってきます。

今と昔で人を取り囲む環境は変わっても体のつくりというのはそうそう変わるものではありません。体をよく観察し経験の生きたはりをする事が大切です。

 

鍼灸と体のみかた

体質に合わせためまい対策

東洋の古典(難経二十二難)には体の問題には大きく二つのものが在ると書かれています。ころころと問題の移り変わる是動病(ぜどうびょう)とじっとその場に居続けてその人を悩ます所生病(しょせいびょう)の二つです。

是動病(ぜどうびょう)は、動くという意味ですぐに変わる問題のあり方を指し、辛い所が動きやすく、落ち着かない状態を言います。この問題では、体の比較的表面に近い所がやられるので、外から受ける刺激から体を守ったり、栄養を届けるといった働きに不具合が生じます。

動く問題は色々なところから影響を受けます。

浅いところの問題なので外からの影響も受けやすく、辛い所や内容が常に移り変わる様な問題を出します。この様なものは、風邪のウィルスや花粉といった分かりやすいものだけでは無く、冷えや音、光などありとあらゆるストレスがこれの原因となります。是動病の様な問題に対処する時には、一つ一つの訴えもそうですが、色々な事を受けてしまう問題の大本に対する対処も必要で、今出ているものと根本の二つの事を考えてツボを選んでいく必要があります。

一方でもう一つのタイプには深くてなかなか動かないものがあります。こういうタイプのものを古典では所生病(しょせいびょう)と呼んでいます。先ほどの是動病より問題が深くにまで進んだ状態で外からの影響も受けづらく、少しの事では状態が動かないところにまで影響が及んでしまっています。

体に合わせた施術を受ける事が必要です。

所生病は、体に悪い習慣や長い間積み重ねられていった問題が溜まる事でおこり、一度表に出てきたら動かす為にしっかりと向き合い時間をかけて取り組んでいく必要があります。毎回の施術もお灸を使って内側から効かすなど是動病の時とはまた違う形でのフォローが必要となります。

体の悩みというのは、画像に映し出されるものだけが理由ではありません。東洋では、体の不調をかけ離れたものでは無くもっと身近で近い、現実の問題として対処していきます。自分にあった方法を見つけ出し必要な事をこつこつと積み重ねていく事が重要です。

 

体の中の自然

体の中の自然と鍼灸

東洋の古典では、体の中にも外と同じく自然の原理が働いていると考えます。

例えば火は上にのぼる様に燃えさかり、水は冷えて下に下ります。この様な事は人の体の中でも同じで、頭に血がのぼれば、カーッと赤くなり体がほてります。

これは火の要素が体の中で盛んになった為と考えられます。逆に水の性質が強く出れば足がむくみ、冷えて、足腰が重くなります。この様に体の中でも自然と同じような形でその働きを示します。

東洋の古典ではこの要素を木火土金水の5つに集約し色々な事を考える時の基本となっています。

自然の知恵を上手く生かし効率よく体を整える事が重要です。

言葉にすると難しく聞こえますが、やっているのは当たり前の事で「熱ければ冷やす」「冷え固まったものは温めて緩める」といった事をツボに反映してやっていきます

例えば、のぼせが強い様なら全体として水の性質のある腎の経絡(けいらく)を選び、更にその中でも特に熱を下に引き下げ体を冷やす作用のある水の性質のツボを選択します。

全体と部分とそれぞれにこれらの5つの要素があるのでそれを矛盾なく受け取って体が一番上手く収まる様なツボの組み合わせを考えていきます。

人というのは、自然とは切ってきれない関係にあります。自然の知恵を上手くいかし効率よく体を整えていく事が重要です。

 

その他メニューのご紹介

症状別ご相談

調子が悪い時というのは、色々な事が重ねて起こるものです。ここでは、日によって動く体の痛みや検査にかからないのに起こる不快な問題についてまとめてあります。その様な問題をどう考え、どう付き合っていけばよいのか自律神経の問題と合わせて紹介しています。

自律神経

怒りや考えすぎる事は、体の伸びやかな働きをさまたげ問題を起こすきっかけとなります。自律神経は、その様な事に敏感に反応してめまいや腹痛、頭痛や耳鳴りなど様々な不調を引き起こします。ここでは、その様な自律神経の問題についてまとめています。

証(しょう)

はりの施術では、その人の体質や病の状態に合わせた証(しょう)をたてます。ただ腰痛のツボ、耳鳴りのツボというのではなくこの証に従い毎回変わる体の状態に合わせ使うツボを変えていきます。ここではその東洋医学の証について紹介しています。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

受付 10:00~20:00(日・祝日休み)

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はりきゅう一水堂アクセス

千葉生実郵便局の隣になります。

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定休日:日曜・祝日

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