更年期 その６　女性ホルモンとのぼせ対策

更年期の時には急な汗やホットフラッシュなど体が熱くなりやすくなります。

この様な事は、急に出たり、疲れている時にひどくでるなど体の芯のところが弱っている事が多く、のぼせの様な形になっている事がよくあります。

ここではその様な更年期ののぼせについてや自分で出来る対策について紹介しています。

一水堂には更年期の方も多く来られます。皆さんいろいろな問題を抱えて来院するのでツボやはりの種類も人によって様々です。どの様な問題もまずはお気軽にご連絡下さい。

更年期というと顔が赤くなって汗をかいてと熱の部分ばかりが目立ちますがその背後には冷えがある事が多くその様な冷えに対しても注意が必要です。

のぼせは上下のバランスが取れない事でひどくなるので熱いからと言ってただ体を冷やすと今度はそれが元で状態が悪くなったり更にバランスを崩してのぼせがひどくなったりします。

のぼせによるものの場合は体が熱くなっていても体の中の弱さからくるものなので実際には体調を崩しやすかったり色々な事に対する抵抗力が無く風邪を引きやすかったりします。

のぼせというと熱さによる問題が目立ちますが体のバランスを考えればまずは冷えが先です。脱ぎ着しやすい服装を選んだり、汗をかいた下着を放っておかないなど工夫をしてまずは体を冷さない様にする事が大切です。

のぼせは、鍼灸的には陰と陽のバランスが崩れた時に起こると考えられるので施術では陽の抑えが効く様に陰の気をよく補う事でバランスをとる様にします。

更年期の時に弱りやすい腎は、陰の臓の中でも特に陰の性質が強いのでここが弱くなる事は、陽の抑えを弱くしてのぼせを出しやすくなります。

その為、更年期の時はのぼせがよく起こりますがそれだけでは無く腎とバランスをとっている他の臓腑も働きが悪くなるので腎を中心に色々なツボを使って体を整えていく事になります。

実際の更年期の問題というのは、人によって様々な問題を出すものです。よく体をみてその人にあったツボを使う事が重要です。

更年期によい健康法や健康食品は様々なものが紹介されていますがやろうと思っても目移りしてどれを選んだら良いのか分からなくなってしまったりします。

食品を取るというような直接的な方法は分かりやすくても中々それだけですべて解決とはいかないものです。

昔から長く続けられている健康法は単一の効果だけではなく色々な事に作用して更年期にも良い効果を及ぼします。

今はネットを開けばどの様な情報も簡単に手に入ります。しかし本当に良いものは意外と身近にあり長く息づいている事が多いものです。

何か始める時は、派手な宣伝文句では無く長く続くしっかりしたものを選び自分の出来る事から少しずつ続けていく事が重要です。

のぼせは熱中症の様に体が熱くなって出るものばかりではなく芯が冷えて体のバランスが崩れる事で出るものもあります。

冷えがすぐに良くならないようにこの様にして出た問題は長く続きやすいので注意が必要です。

こういう時は普段の生活でも何かと熱さを感じる事が多くじりじりと汗をかくなど不快な状態でいる事が多くなります。

のぼせがある時は顔や首が熱くなったり、頭がボーっとするといった問題を起こし、中にはたちくらみの様な訴えをする人もいます。

体が熱くなるといっても体の芯は冷えているので冷えているもの飲食が多かったり、体を冷やす様な服装や習慣が多いと冷えのぼせの状態が強くなりかえって体の問題も強くなります。

冷えは万病のもとと言います。更年期でのぼせがある時も基本は体を冷やさない様に生活する事が大切です。