頭痛 その3

頭痛とめまい

頭痛とめまい

頭痛に関連して出てくる症状というのは沢山ありますがめまいというのもその中の一つです。

めまいに関わる肝の経絡(かんのけいらく)は陰陽(いんよう)の関係にある胆の経絡(たんのけいらく)まで影響を及ぼし状態の悪い時は、コメカミや目の奥に痛みを起こすなど頭痛にも関係します。

色々な所の繋がりを考え体を整えていく事が重要です。

その為、最近は頭痛に合わせてめまいもする様になってきたとか元々頭痛持ちだったけどめまいをしてからひどくなったなど一緒に悪くなる事も多く、話を聞く時には注意が必要になります。

施術の時も片方づつでは無く両方の反応をみながら進めていく事が重要で肝のツボを使ってめまいのはりをしたら胆に関わる頭痛のツボはどう変わったかなど一つ一つ体を確かめながら進めていきます。

一見繋がりがない様なものも東洋医学的にみたら関係しているという事はよくあります。はりをする時は、繋がりをよく考え上手くバランスをとる様に進めていく事が大切です。

頭痛と手のしびれ

頭痛と手のしびれ

頭が痛くて手がしびれるというと頭に何かあるのではないかと不安になりますがしびれには色々な原因があります。

この様な問題を見分ける為の一つのポイントが動きの不自由さです。

しびれというのは感覚だけのものでは無いのでそれに加えて動かしずらさの様なものが出ていないか、出ているならどの様に動かしずらいか伝えてもらうと原因の解明に役立ちます。

特に脳の問題の場合は手だけでは無く、足が不自由になったり、舌の動きが悪くなって呂律が回らなくなったり離れた場所に出る事もあるので注意が必要です。

またこれとは別に、頭痛の時は、体に力が入ったり肩こりがひどくなったりするという事があってそれが元で神経の締め付けやトリガーポイントが反応してしびれ感を出すという事もあります。色々検査をしても問題がないという時はこういう見方も必要になります。

複数の症状が一緒に出ている場合はバラバラでは無くどういう繋がりで症状が出ているのかを考えると上手く体を整える事が出来ます。事前によく話を聞きよく考えてからツボを選ぶという事が大切です。

頭が痛い時の脈の変化

頭痛のツボの選び方

頭が痛い時は、何をするにもその事が気になりガンガンと響いて辛いものです。その様な時は、その感覚だけでは無く体の方もそれに合わせて変化しています。

頭が痛いので眉間に力が抜けず、肩首は張って、それでも体の方はしんどくて横になりたいという状態です。そしてこれは体の一部である脈にも同じように表れ、その時の状態を知る助けとなります。

よく体をみてその状態に合わせたはりをする事が大切です。

痛みが強くてガンガンしているような時は、脈も緊張して指に強くあたり、それに合わせて押し込むと形なく弱い感じが脈に出る様な時は体に疲れが溜まってきている事が想像できます。

この様な事というのは、ただ頭痛があるというだけでは無く、その脈の強弱に合わせはりの打ち方も変える事が出来、よりその人にあった施術をする事が出来る様になります。

ただ、頭が痛いと言ってもその内容は人によって様々です。体の声をよく聞きその状態に合わせた施術をする事が大切です。

 

頭痛とツボの選び方

頭痛のツボの選び方

腰が辛ければ腰にあるツボを使うように、頭にも体と同じく沢山のツボがあります。しかしそれらを全部使う訳にはいかないので辛くなっている場所や症状の出方、体質など訴えを元に使うツボをどんどん絞り込んでいきます。

場所の違いでいけば、コメカミなど側頭部の痛みがある場合は、少陽経(しょうようけい)、頭の後ろ側に痛みがある場合は、太陽経(たいようけい)、おでこなど前面に痛みのある場合は、陽明経(ようけいけい)の問題が考えられます。

体と同じく頭にも沢山のツボがあります。

それぞれが手の少陽三焦経(しょうようさんしょうけい)、足の少陽胆経(しょうようたんけい)と手と足二つずつあるので、少陽経の問題が疑われる時でも三焦経に関係がある頭痛なのか胆経にかかわりが深いのかを考えていきます。

これだけでもだいぶツボの数が絞り込まれていくのですが、まだ数が多いので更に頭痛以外の問題やその人の体質などと合わせてツボを絞り込み、それを古典の法則に照らし合わせて整理していきます。

最終的には、この様にして出したツボを脈診(みゃくしん)や腹診(ふくしん)など方法で体に合っているか照らし合わせて使える様なら体に合わせて使っていきます。

体質にあったツボを出すには、それなりの手順が必要です。

ツボを紹介している本というのは良くありますが、それはだいたい頭痛のパターンと言えばこれが多く、このツボを使う事が多いからという理由で出すしかないのでその人に合わせたものとはいかないのです。

本当に頭痛を何とかしようと思ったら体の反応をよく確かめながら体に合うツボを見つけていくほかありません。

自分でツボを探す時もこの様な事を頭に入れ、気になるツボを一つずつ確かめながら使っていくなど昔の人の残してくれた知恵を上手く活用する事が大切です。

 

頭痛と生活習慣の見直し

頭痛のツボの選び方

頭痛を良くしようとする時、必ず考えるのが生活習慣の見直しです。頭痛に対するものは、色々紹介されていますがそれ程簡単に良くなっていくものは少なく、仮にコーヒーやチョコレートなど悪くなる要因が分かっていたとしてもそれをやめるだけでは体は良くなっていきません。

体を変えるためには、悪くならない様にするだけでは無くもっと積極的に自然治癒力を高め今の環境から抜け出す様な方法が必要になります。その為には、「よく食べてよく寝てよく動く」これをまずはしっかりやっていく事です。

基本的な事をしっかりやる事が大切です。

自然治癒力といってもすぐ高まる訳では無く、体が変わり問題が無くなるまでには時間がかかります。こういう基本的な事柄を見直すというのは、長期にわたって行えて効果を確実に出せる方法でもあります。

やる時は、なるべく自然の状態に近づける事を考え、食べるものなども土地のもの自然のものを取り入れていくのが理想です。季節ごとに変わる旬の美味しい野菜をとり、外の光や風を浴びて神経をリラックスさせ、体を大きく動かしてよく使う様にする。この様な事を繰り返していく事で体は徐々にかわっていきます。

良い状態で新陳代謝をしていけば更に効果は定着して体もしっかりしたものになっていきます。鍼灸をして体を変えるというのもこういう事が出来る様にするというお手伝いであってそれだけで体が変わっていく訳ではありません。

薬もはりも整体もどの様な方法もこの生活の積み重ねに勝るものはありません。出来るところからでいいので生活を変え内側から治る為の力を引き出す事が重要です。

 

その他メニューのご紹介

頭痛 その1

鍼灸で考える頭痛、頭の後ろの辛さ、コメカミのキリキリとした締め付け、首の凝りと頭に効く風池(ふうち)、頭の問題を起こす筋肉(トリガーポイント)などについて書いてあります。頭痛には偏頭痛だけでは無く色々な種類の痛みの原因があります。鍼灸ではその原因に合わせてツボを変え広い範囲から問題を見直していきます。ここではその様な頭痛とツボについて紹介しています。

頭痛 その2

睡眠時間が取れず頭の重さがひどくなりました、最初の頃と違ってどこをどうすれば辛くなるのか冷静に考えられる様になってきました、めまいもそうですが体がフワフワして頭がきつくなってきます、最近また・・・、仕事が落ち着いたらその時しっかり良くしようと思います。など実際に頭痛の時によくある訴えを元に頭痛をよくしていく為の考え方など紹介しています。

頭痛 その4

頭痛の部位、頭痛と肩こり、頭痛と吐き気、頭痛のはりなどの記事を紹介しています。ツボの選択をしていく時は、合わせて出る問題や出ている場所、痛み方など色々な事を考えにいれます。ツボを使う時はその組み合わせをよく考え体を上手く治る方へ導いていかなければなりません。ここではその様な東洋医学を元にしたツボの取り方について紹介しています。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

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