首

首は自分で動かそうと思った時だけでは無く無意識に色々な動作と関係しています。物を拾おうとした時や体を起こそうとした時も首は自然とその動きに合わせ体に無理が無い様にしています。

早くに落ち着かせてあまりこじらせない様にする事が大切です。

首というのはどのような動きにも連動して動くので一度痛めると痛みを感じる動作も多く日常の様々なところに問題を生じます。この様なぎこちない動きの中での急な動きは痛みを更に広げるきっかけとなり状態を悪化させます。

首は意識をしないところで体の動きに合わせて働いています。ゆっくりと痛みの無い動作を心がけるだけでは無く早くに良くして痛みをひどくしない様にする事が大切です。

どの様な場所の問題でも10年続くというのは根が深くちょっと筋肉を緩めるぐらいでは簡単には変わっていきません。

この様な問題というのは、もともとその人にある体質的な問題が関わっている事が多くただ首が上手く動かないというのではなく体全体の弱りが首に出てきていると考える事が出来ます。

しっかりとメンテナンスを行い長持ちさせる事が重要です。

しかし根の深い問題だからといって放置しておくと今度はそれが原因で次の問題が起こるなど他の不調の原因となり更に問題を広げていきます。

体に染みついてしまったような慢性的なものもバランスを整え上手く使えば痛みを軽くし良い状態を長持ちさせる事が出来ます。しっかりと体のメンテナンスを行い状態をひどくさせない事が大切です。

誰でも一度は寝違いというのを体験した事はあると思いますが時々そのような強い筋の引きつれが取れず長く続いてしまっている様な状態の方がいます。

肩こりの様な続く痛みも困りますがこの様な強い引きつれがあるとそれこそ体が棒の様になりベットから体を起こす事も出来なくなってしまいます。

闇雲に緊張を緩めるのではなく、慎重にツボを選ぶ事が大切です。

普通なら抜けていくものが抜けていかず強い痛みが続く状態というのはどこかにそうさせない理由があるからでただ闇雲に筋肉の緊張だけとっていても状態を落ち着かせることは出来ません。

ここだと分かっていても思い通りに体は緩んではいきません。こじれている時こそ慎重にツボを選んでいく事が大切です。

ぎっくり背中というのは正式な名前ではありませんが腰の時の様な強い痛みを背中に訴えて来院される方がいます。

腰の痛みと同じように一度起こすと繰り返す事が多く人によってはこれまでに何度か経験しているという事もあります。痛みは強く出る事が多く場合によっては息をするのも辛いという様な事になったりします。

少しでも生活がしやすくなる様にまずは痛みを取る事が重要です。

はりではこの様な時その場所を走る経絡（けいらく）の走行や痛みの出ている背骨の高さを確かめそれが体質とどうかかわるのかをみていきます。この様な事を考えると使うツボが一人一人変わってきます。

ツボの良さを活かす為には東洋医学的な体の見方が欠かせません。痛い場所の筋肉だけでは無くなぜ痛みが出ているのかを考えはりをしていく事が大切です。