耳鳴り その3 耳鳴りのツボ

耳鳴りのツボ

耳鳴りのツボと言っても決まったものがあって毎回そのツボを使う訳では無くその人の体質に合わせ様々なツボを組み合わせます。

ただその中でも多く使われるツボというのがあり、実際に一水堂(千葉市鍼灸)のはりでもその様なツボが使われています。

ここではその様な耳鳴りのツボの中でも特に効果の上がりやすい代表的なものを選んで紹介しています。

耳鳴りで困った時は一度反応を確かめて使ってみて下さい。お勧めです。

耳鳴りの時に使われるツボ

鍼灸院でも実際に使われるツボ

どのツボを使えば良いのか分からない…
体質に合ったツボを使いたい

鍼灸の体の見方では耳鳴りは腎や三焦(さんしょう)というところに関わりが深いとされその様なツボの繋がりである経絡(けいらく)のツボが使われます。ここではそれらの経絡の中でも使いやすいツボを紹介します。

耳鳴りのツボ 太谿穴(たいけい)
聞こえと鍼灸

鍼灸には陰陽五行(いんようごぎょう)というものがあり、耳もただそれだけでは無く五臓(ごぞう)の働きがあって初めて働く事が出来るとしています。

耳の働きには腎(じん)がかかわると考えます。

耳については「腎は耳を主る」(素問、陰陽応象大論篇)といって腎(じん)の働きが関係していると考えます。腎(じん)は、現代では血圧や排尿などに関係が深い臓器ですが鍼灸ではこの様に耳に関係が深かったり「精を蔵す」(霊枢、本神篇法風)と言って生命力を蓄える場所であったりします。

精は生まれた時に親からさずかるエネルギーなので年をとる事で徐々に少なっていき足腰が弱り耳が遠くなるなどの変化が起きます。年をとると耳が遠くなりますがそれにはこの様な事が関係していると考えられます。

腎のツボで言うとアキレス腱の内側でくるぶしの高さに取る太谿穴(たいけいけつ)などが有名でここにお灸などをすえたり温める事で腎の気を補う事が出来ます。

腎を強くするなど体の中からの対策が必要です。

耳鳴りや難聴など耳の問題はまだそれ程年をとってない働き盛りの時などにも起こりますがそういう時はこの腎に問題がある事が多くはりの施術もここを中心に行っていきます。

腎は老化に関係が深いという事もあり放っておき時間がたつほど症状が動きにくくなります。問題が起きた時は、なるべく早くに対処し状態をこじらせない様にする事が重要です。

【参考ページ】

耳鳴りその5 耳鳴り解消の為に2

耳鳴りの東洋医学的な考え方について詳しく解説しています。

耳鳴りのツボ 陽池穴(ようち)
耳鳴りと鍼灸

耳に関わりが深い経絡の一つに三焦経(さんしょうけい)があります。三焦経は耳にその流れが繋がっているなど関係が深く本などでもよくここのツボが紹介されています。

三焦経は手の薬指から始まり耳を通って目の端に終わりますが首から上の場所では、「…うなじを上って耳後にかかわり、直ちに上って耳の上角に出で…その支なる者は、耳後より耳中に入り、出でて耳前を走り…」(霊枢、経脈篇)とある様に耳の内外を巡りその健康状態にかかわります。

施術では、のぼせやすい、血のめぐりが悪い、ストレスが溜まりやすいなど全体の事も考えますがそれだけでは無く耳の回りを走るこれらの経絡につまりがないかという事も一緒に確かめていきます。

体をしっかりみて内容を少しづつ積み重ねていく事が重要です。

ツボというとただ耳に良いツボとその効能だけで紹介されていますが実際にはこの様な経絡の流れをみたり全体とのかかわりをみてツボを決めています。

この経絡の代表穴は陽池穴(ようち)といい手首の背面のシワのちょうど真ん中にあるツボになるので辛い時は痛みがいないかなど反応を確かめてみるのも一つの方法です。

特に長い間かけて悪くなってきたものは効果を積み重ねていくようなやり方が必要になるので体を良くみてツボを選ぶ必要があります。耳鳴りのツボといっても一つではありません。体をよくみてその人の体に合うツボを選ぶ事が大切です。

【参考ページ】

耳鳴り その1 耳鳴りがする

耳鳴りの症状や耳鳴りがある時に一緒に起こりやすい問題など耳鳴りがした時に起こる事についてまとめてあります。

家で自分で使う時のツボ

しっかりツボが取れているか不安…
使っていて実感のあるツボが良い

耳にあるツボは場所が近い事もあり耳の血流改善や症状の軽減に役立ちます。ここではその様な耳ツボの取り方やその使い方について紹介します。

耳鳴りのツボ 耳ツボ
耳鳴りと耳のツボ

耳には、全身様々なツボが集っています。耳の形にそってうずくまった様な形でツボがならんでおり耳に良いツボは耳たぶの後ろ側の位置に当たります。

耳のツボは、反射区と呼ばれていて全身に配当されているはりのツボとは違うのですが、手のひらや足の裏と同じ様に耳の中にも全身のツボがあり調子の悪い時には耳の中のむくみや痛みとなって反応をあらわします。

反射区は、手のひらや足の裏にもありますが、耳が辛い時にはやはり耳のツボを使った方が直接的で刺激もしやすいのでこちらをすすめる事もあります。

 

つまんで痛い所を少し下に引っ張る様にして刺激しましょう。

通常はボールペンの先にある様な小さな粒を張り付けて刺激するのですが、自分でやる場合は反応を確かめ痛気持ち良いぐらいの強さでつまんで刺激してください。

つまむ時は、少し下の方に引っ張るのがコツです。下に引く事で耳の中の方にまで刺激がいく様にしましょう。場所は反応がある場所にやる事が一番重要なのでつまんで反応のある所を選びそこを中心に行う様にして下さい。

ただ、気になるからといってあまり何度もやってばかりいると耳が炎症を起こしていまうのでやる時は、痛くならない様に気を付けて下さい。

 

【参考ページ】

耳鳴り その9 耳鳴り対策・血流

耳鳴りに関係する血行不良の原因やその対策について分かりやすくまとめてあります。こちらも参考にしてください。

患者さんの声
耳鳴りその3の患者さんの感想

こちらには耳鳴り、肩こり、頭痛があって来院しました。

仕事でのストレスなどもあり、なかなか良くならずにいたのですが施術を受け始めてからあまり気にならなくなったので助かっています…

【参考ページ】

受けた方の感想 その2

この耳鳴りの患者さんの詳しい内容と担当鍼灸師のコメントについてはこのページへ

どの様にツボを使い分ければいい?

ツボは沢山あり、耳鳴りに良いものと言ってもそれを絞り込むのは難しいものです。耳鳴りに効くという事だけでは無く自分がどの様な効果を求めてツボを使うのかをはっきりさせる事が大切です。

目的によるツボの探し方
  • しっかりと体に効かせ体質改善をしていきたい
  • 耳回りの血流改善を考え肩こりなどの原因にアプローチする為のツボを知りたい
  • 耳鳴りも含め自律神経の調子を整える為のツボを知りたい
  • まずは自分の体質が何なのか東洋医学的に考えその為のツボを使いたい
  • 耳に直接響く様なすぐ効く様なツボを知りたい

この様に目的をはっきりさせる事で選べるツボの種類も増えより今の自分にあったツボを選ぶ事が出来ます。耳鳴りを良くする為にどうしたいのかまずはそこからはじめてみて下さい。

【参考ページ】

耳鳴り その5 耳鳴り解消の為に2

耳鳴りの鍼灸を受ける時に良くある質問について、良くなるのか、どのくらいの期間がかかるのかなどについて回答しています。参考にしてください。

耳鳴り その9 耳鳴り対策・血流

耳鳴りの原因となる血の巡りの悪さについて肩こりだけでは無い色々な体調の変化について考えまとめてあります。参考にしてください。

ツボを使う時のコツは?

ツボを上手く使う為のコツは反応を上手くとらえ生きているツボを使う事にあります。いくら良いと言われるツボでも反応が出ていなければ良い効果は望めません。ここでは反応のあるツボの特徴について紹介していきます。

強めに押すと良いツボの反応
  • 盛り上がっていて押すと痛みがある
  • 熱感があり固い
  • 押すとスーとしてその後気持ちが良い
じんわりと押したりお灸をして温めたりするのに向いているツボの反応
  • へこんでいて力ない
  • 押すとじんわりと気持ち良い感じがある
  • 冷えていたり、汗をかいていたりする

どちらの反応であってもその傾向がより強く出ているツボの方が反応があるという事になります。よく反応の出ているツボを見付けそれに合わせた使い方をしてみてください。

【参考ページ】

耳鳴り その4 耳鳴り解消の為に

鍼灸を受ける時に考える良くなるのか?どのくらいの回数がかかるのか?など具体的な問題について回答しています。こちらも参考にしてください。

その他 耳鳴りのページの紹介

耳鳴り その4 耳鳴り解消の為に

耳鳴りが良くなると言ってもいきなりピタッと止まる訳では無く初めは不眠やイライラ、落ち着かないといった症状がおさまるところから始まり、段々と耳鳴りが気にならなくなっていって最終的には音がしているかどうかも分からなくなるという様に進みます。ここではその様な実際の耳鳴りの解消についてまとめてあります。

耳鳴り その5 耳鳴り解消の為に2

耳鳴りを訴えて来られる方は病院で検査を受け薬や漢方薬を試してからくる事がほとんどです。一水堂(千葉市鍼灸)では耳の回りにはりをするだけでは無く東洋医学的な見方で体を見直しツボの本来の力が引き出される様に考えてはりをしていきます。ここではその様な耳鳴りの東洋医学的な見方について紹介しています。

耳鳴り その6 耳鳴り対策・ストレス

耳鳴りがある時にストレスというのは体に悪く働き回復を遅らせます。鍼灸では自律神経の調子を整える事で体の面からストレスに対抗する事を考えますがこの様な問題に対しては本人の努力というのも必要になります。ここではその様な耳鳴りの時のストレス対策についてまとめてあります。参考にしてください。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

受付 10:00~20:00(日・祝日休み)

お電話でのお問合せはこちら

043-309-4668

アクセス

はりきゅう一水堂アクセス

千葉生実郵便局の隣になります。

京成学園前駅から徒歩17分

お問合せ・ご予約はこちら

はりきゅう一水堂予約

お電話でのお問合せはこちら

043-309-4668

営業時間:10:00-20:00
定休日:日曜・祝日

お問合せ・ご予約はこちら

はりきゅう一水堂お問い合わせ

お電話でのお問合せ・ご予約

043-309-4668

メールでのお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

サイドメニュー

千葉市中央区生実町の鍼灸院 はり・きゅう 一水堂のご案内

はりきゅう一水堂案内
043-309-4668

千葉県千葉市中央区生実町2088-8

京成学園前駅より徒歩17分、JR鎌取駅から徒歩40分、館山自動車道蘇我料金所から車で5分