膝 その4

鍼灸で考える膝

鍼灸で考える膝

膝の辛さのある時、鍼灸で先ず考えるのは、脾(ひ)という場所の問題です。脾(ひ)は現代でいうところの胃腸に係わりのある場所なのですが、関節の問題などにも関係があり膝の状態に関係してきます。

脾(ひ)の問題は、体の重さや節々のぎこちなさ、疲れやすさが出るなど体がだるく感じられ、膝の内側を中心に関節がやられてくるといった形で問題を表にあらわれます。

脾の問題は、膝だけでは無くだるさや他の関節のぎこちなさも一緒に起こします。

脾(ひ)のツボの集まりである脾経(ひけい)は、膝の内側から内ももを通ってお腹に行くので、問題ある時は、内側を中心に問題が起こりやすくなります。

脾(ひ)は、お腹の調子にも関係があるので、普段から便秘がちだったり、暴飲暴食がやめられない、太り過ぎなどがあるとそこから調子を崩したりという事もこの様な人にはあります。

膝の問題というと関節が壊れていて、水が溜まっていて、と起きている事ばかりを考えますが、鍼灸からみれば見方も施術も変わります。膝の腫れや辛さを繰り返している様な時は、違う視点から状態を見直してみるのも大切な事です。

 

膝と生活習慣

膝と生活習慣と鍼灸

現代は、技術も進み体は分けて考えるのが当たり前になっています。お腹がきつければ内臓の問題、膝の問題は関節の異常として、分けて考えられます。

しかしながら本来身体は一つで区別はありません。悪くなる時は、内も外も悪くなっているものです。

膝がきつくなった時に出来る事というと、筋トレやサポーターなどが思い浮かびますが、生活を整えるといった事も大事な事です。

膝だけでは無く体全体で変わる事が大切です。

生活を整える事は、血の巡りを良くして潤滑液の生成を助けるなど対策につながります。また血の中には、傷付いたところを修復する成分なども多く含まれているものです。

「食事は控えめに軽く運動をして早くに寝る」というとつまらない事のように思えますが、生活を整え全体からも膝の状態に語りかけていくという事が大切です。

立ち上がる時の膝の痛み

立ち上がる時の膝の痛み

膝は、伸ばしている時より曲げた時の方が関節の緊張が強くなるのでただ立っている時より、立ち上がる時や歩いている時の方が痛みが出やすくなります。

痛みの出る所は人によって違いますが全体に緊張感を増すのでどの様なものでも状態がひどくなります。

ただ、痛みはあってもある程度は使わないと栄養が行き渡ら無いのでひどくならない範囲で出来るだけ膝を使っていく必要があります。

痛い時は無理をせず痛みの無い範囲で使っていく事が重要です。

雑草抜きや家の事など毎日の動きの中で意識を払うのは大変なのでそれとは分けてウォーキングやスクワットなど膝をよく動かす為の時間を作るとやりやすくなります

あまり痛い場合は、ストレッチや寝た状態で大きく動かすだけでも効果があります。痛いからといって無理に動かしたりグイグイ押せば痛みは余計ひどくなります。

毎日の生活の中に少しだけ膝を良くする為の時間を作り、長く続けていく事が大切です。

立ち上がる時の膝の痛み

膝の水

膝に水が溜まると痛みに加えて曲げにくさや皮膚の突っ張りなどが起こります。

この様な時は水さえ無くなればと思いますが、痛みの悪循環から抜け出すには、それを取り除くだけでは無く水のたまらない膝を作っていく事が重要です。

血のめぐりを良くして、痛みを抑え、足をよく動かす。薬や注射に任せきりにするのではなくこの様な根本からの対策をしなければ中々悪循環から抜け出す事は出来ません。

水を抜くだけでは無い根本からの対策が必要です

例えば、お風呂に入ってよく膝をさすり、動く範囲の中でいいので出来るだけ大きく膝を動かす。お風呂で温める事がめぐりを良くして痛みを抑え、大きく動かす事が軟骨の隅々まで栄養を行き渡らせます。

膝には元々水を吸収して循環する為の機能が備わっています。本来の体の機能を引き出し、自然治癒力が働きやすい環境を作っていく事がまずは大切です。

その他メニューのご紹介

膝 その1

膝と生活習慣、鍼灸で考える膝、膝の皿と前面のうずき、鍼灸で考える足の弱り、鍼灸からみた雨と関節のうずきなど膝の痛みにかかわる色々な問題について鍼灸ではどのように対処していくのか、その考え方を紹介しています。東洋医学は今の常識とはまた違った視点で問題を整理していきます。

膝 その2

膝が辛くて座っていると耐えられなくなります、今行っているところで鍼灸はやめなさいと言われリハビリを勧められました、今回の膝は腰から来ているものではないかと思います、色々行っても電気を流すだけで…、部活で大切な時期に怪我をして…など実際にあった質問を元に色々まとめてあります。

膝 その3

歩く時の膝の痛み、膝の腫れとお灸、膝の変形と鍼灸、立ち上がる時の膝の痛みなど膝の痛みで多いこれらの問題に対して鍼灸ではどのような事を考えてはりをするのか紹介しています。変形があると良くなれないのではないか、歩く時の膝の痛みは何が問題で起きているのかなど参考にして下さい。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

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