首　その５

首のこりはひどくすると頭痛や吐き気など色々な問題の元となるので普段から気を付けあまりひどくしない様にする事が重要です。

ただ緊張には血流や姿勢など色々な要素が関わってくるのでその場だけの処置ではなくそれがどこからきているのかを考えなければなりません。

よくあるのはスマホやパソコンによるものですがこれもただそれだけが悪いというのではなくモニターを見る時に顔を近づけなければならない様な目の悪さや疲れがあったり、椅子に座った時に背中が丸まって顔を前に出す姿勢が肩こりの元となっていたりする事もあります。

気になる所から少しずつでも変えていく事が重要です。

パソコンやスマホを見る時間を減らす事が出来ない時でも目が疲れない様にしたり、イスや机の高さを合わせて姿勢が崩れない様にする事は出来ます。

生活を見直してみると意外な所に問題が隠れている事もあります。まずは出来るところから少しずつ変えてみるという事が大切です。

手のしびれというとまず神経によるものが思い浮かびますが上手くツボの効果を引き出してはりをする為にはそれだけでは無く東洋医学的な体の見方が必要になります。

ツボは全て経絡というもので繋がっていて手にもその経絡があります。

東洋医学ではしびれは気血の巡りが悪くなって起こると考えるのでしびれを起こしているのがどの経絡なのかを探っていきます。しびれの場所に一致する経絡を見つけたらそこにあるツボに反応があるのかを確かめはりをしていきます。

上手くツボを使って体の力を引き出す事が重要です。

首の痛みも併せて出している様な時は肺の経絡に問題を出している事も多いのではりをする時にはその様な事も確かめ反応がある様なら肺のツボも加えていきます。

ツボは反応のある場所を見つけて使う事で初めて良い効果を出します。よく体をみて上手く体の力を引き出す事が大切です。

体のバランスや使い方というのは全て頭でコントロール出来るものでは無く、姿勢や体の使い方に気を付けていても必ずまたどこかにアンバランスが生じます。

痛みから抜け出すためには意識しない所での体の働きというのが不可欠でこれが一緒になる事ではじめて人は痛みの悪循環から抜け出す事が出来ます。

自分でコントロールできないと思うと大変に感じますが難しい事はなくよく寝て食べて出すという事をしっかり行う事が大切になります。よく寝れないで疲れていれば自然と下を向き肩こりや首の筋肉が疲れやすくなったり、目の疲れや体の反応の鈍さがあれば急な動きに対応出来ずスジを傷める様な事も出てきます。

施術をして一度痛みが取れてもこの様な問題が残る場合は痛みをぶり返しやすく仕事や私生活で負担が強くなるとまたすぐ痛みを起こします。

普段から体の力を高める様な生活を送る事が大切です。

悪くなった時は、あれをしたからこれをしたからときっかけに目がいきますがそういう事だけでは無く疲れや寝不足など体の基本的なところも体を元に戻していくには大切なポイントになります。

自分では意識しない思いもよらない様な事から痛みが起こる事もあります。普段から健康的な生活を心がけ痛みを遠ざける様にする事が大切です。