吐き気 その4 吐き気と鍼灸

吐き気と鍼灸

吐き気のツボというのは沢山ありますが実際に使う時にはどこを選ぶかが問題となります。

鍼灸の吐き気の考え方は現代医学の考え方と違い同じ胃や腸などの名前が使われていてもその内容が違うなど少し見方にコツがいります。

ここではその様な今の考え方とは違う鍼灸で考える吐き気やそれに伴って起りやすい体の変化、生活習慣のポイントなどを紹介しています。

鍼灸はこの様な独自の体の見方で生命力の強化を図り、自然治癒力を働かせる事で吐き気の状態から抜け出す事を考えます。まずは一度お気軽にご連絡下さい。

鍼灸による体の見方

吐き気の鍼灸と言っても喉にはりをするというイメージが浮かぶぐらいで具体的にどのように体を診るのかは想像できないと思います。ここでは全体を診る鍼灸の体の見方について紹介していきます。

鍼灸による体の見方
鍼灸で考える吐き気
鍼灸で考える吐き気

自律神経の異常がある時は吐き気だけでは無く色々な体の問題を一緒に出します。喉がつまる、コメカミの締め付けがひどい、胸が苦しい、色々考え込んで失敗ばかりしてしまうなど…。

吐き気を考える時は、原因をしぼり込むという事で脇に追いやれられてしまうこれらのものですが、鍼灸では、この様な事も体を知るための大切な情報になります。

鍼灸では細かく吐き気の状態を探るのではなく自然治癒力を高め吐き気を含めた体全体の調子を整える事を第一に考えます。

【参考ページ】

鍼灸の適応

生命力の強化を図る事で様々な問題に適応する鍼灸について紹介しています。

一つのツボを選ぶのにも様々な情報が必要です。
一つのツボを選ぶのにも様々な情報が必要です。

鍼灸の古典(難経十六難)には、「…脾の脈がみられれば、その外証は顔の色が黄色く、げっぷがよく出て、物思いに沈み、食べ物の選り好みをする。

その内証は臍の上に拍動があり、これを按すと固くあるいはきつく感じる事がある。その状態は腹がはり、食べても物が消化せず、体が重く、手足の関節がきつくなり全身に力がなく、眠りを貪り、手足がだらんと…」

という様に吐き気のある体の状態知るために様々な情報が示されていてそれをもとにツボを選ぶ事になります。

五感を頼りに診察を進める鍼灸では、体に現れたこの様な情報を患者さんの訴えと照らし合わせて問題がどこにあるかを絞り込んでいきます。

【参考ページ】

施術内容・料金

五感を使って行なう鍼灸の診察や体の考え方について紹介しています。

一緒に出ている問題も含め全体をよくしていく事が重要です。
一緒に出ている問題も含め全体をよくしていく事が重要です。

吐き気も脾の問題になるので他にもお腹がはっていないか、膝の痛みや手足のしびれ、体のだるさなどは出ていないかなど確かめていきます。

今の考え方では吐き気は胃腸の問題、手足のしびれは筋骨格系の問題と分けて考えていきますが実際には体は全て繋がりを持って働いています。

今の考え方では吐き気は胃腸の問題、手足のしびれは筋骨格系の問題と分けて考えていきますが実際には体は全て繋がりを持って働いています。それぞれの問題を分けて考えるのではなく全体の働きを見て生命力の強化を図る事が大切です。

【参考ページ】

施術の流れ

診察から施術まで実際の一水堂での施術風景を写真を使って紹介しています。

吐き気にかかわる東洋医学の脾臓(ひぞう)について

東洋の脾について

現代医学の脾臓(ひぞう)というと赤血球を破壊したり、血液の産生に係わる所という事になりますが鍼灸や漢方で言う脾臓(ひぞう)は同じ漢字を使っていますが少し意味が違います。

東洋医学でいう脾の働きは、消化吸収が主な働きとされており、血の問題にも少しはかかわりますが決してその為のものという事にはなりません。

東洋で言う脾は吐き気にかかわる場所です。

また、食物の消化や排便の状態などにも係わるという事で今でいうところの膵臓(すいぞう)と同じ働きなのでは?という様な事も言われたりしますがこれもまた少し違います。

脾は、消化吸収のみならず、手足の関節の問題、朝起きぬけの不具合、思い悩み、考えすぎてしまう事、膝の痛みなどもここの異常としてあつかわれます。

東洋医学の臓腑や気血の働きは今の医学では上手く説明がつかないものですが実際にその様な事でツボを選び施術をしていると関連がある事が分かります。

脾臓は吐き気の様な問題がある時は必ず絡む五臓の一つです。昔からあるツボや体の見方をいかし上手く体を整えるという事が大切です。

 

胃の調子と運動

東洋の脾について

お腹の真中に中脘(ちゅうかん)というツボがあり胃の調子が悪い時などに良く使われたりしますがこの脘(かん)というのは胃の腑をさします。

このツボの上下には上脘(じょうかん)と下脘(げかん)というツボもあり、胃の上中下をこれで表わしています。

胃は倉廩の官(そうりんのかん)ともいい、倉庫(倉)の様にここにものを受け入れ(廩)腐熟(ふじゅく)する働きがあると考えられています。

東洋医学の脾胃の働きは隅々までエネルギーを届け手足を動かすという所まで含まれます。

ただそれだけでは消化吸収は進みませんのでその後ろに位置する脾(ひ)が胃の腑を揉むようにその内容物を動かし消化を促進するとされました。

吸収されたエネルギーは、全身に運ばれ手足を動かすのに使われるのですが、東洋医学では、消化から吸収さらに手足を動かすというところまでが脾(ひ)の問題とされます。

胃腸の働きが悪い時はウォーキングなどをして胃腸をゆり動かすと胃の内容物が動いて紹介に良いという様な事が言われますが、

胃だけでは無く体全体で健康になるという事が大切です。

東洋医学でも脾(ひ)や胃を動かす為には手足を動かす事が重要と考えられており、ただエネルギーを送るだけでは無く積極的に動かす事で脾を良く働かせて消化吸収を助けるとされました。

胃の問題がある時は、胃のツボとそればかり考えますが生活の中に運動を取り入れてみるなど普段からなるべく歩く様にするというのも立派な対策となります。

今は色々な事が便利になった反面体を使う事が少なくなっています。積極的に生活に運動をとり入れ健康な状態を維持する事が大切です。

 

その他メニューのご紹介

吐き気 その1

鍼灸で考える吐き気、胃腸を整える時のポイント、食事についての注意点、ストレス回避についてなど吐き気がある時には、どう過ごせばよいのか、食事のとり方やストレスに対する考え方など施術の上で欠かせない生活上の注意事項と現代医学とはまた違う東洋医学による吐き気に対する考え方や体の見方について紹介しています。参考にして下さい。

吐き気 その2

吐き気にかかわる東洋医学の脾について、週の中頃に少し吐き気がありましたがそれ以外は食欲がありよく動けていました。気持ち悪いと言ってあまり物を食べません。ネットで調べると胃腸の弱りには足三里が良いとありましたが使ってもらえますか、とにかく眠いらしく朝が中々起きられません。など実際の訴えを元に鍼灸の考えを紹介しています。

胃の調子と運動、食べたい気はするのに食べられ無い、食べ過ぎと脈の異常など、脈を通して体の様子を知りツボを選ぶはりのやり方は、体の見方からツボの選び方まで全てが今のものとは違います。古典を元にした東洋医学独特の体の見方と考え方、それに伴う脈の変化など鍼灸から見た吐き気についてまとめてあります。参考にして下さい。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

受付 10:00~20:00(日・祝日休み)

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はりきゅう一水堂アクセス

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