生活習慣

鍼灸で考えるストレス

ストレスと鍼灸

ストレスは体に色々な影響を及ぼします。胃にいけば粘膜を荒らし、筋の緊張は頭の重さや肩こりを引き起こします。しかしこれは、現在だけの問題は無く、昔からこの様な事は色々と考えられてきました。

鍼灸では、色々と上手くいかず気分がうっ滞する様な事が続くと「肝をやぶる」とってイライラだけでは無く体の様々なところに問題が起こると考えました。

肝といっても今で言う肝臓では無いので直接数値などには影響は出ませんが、体の色々なところと繋がりを持ち問題が起こるとそれらが体のきつさとなって表に出てきます。

ストレスは体にも色々な問題を出します。

肝がストレスにやられると声の調子がいつもと変わり、呼び叫ぶ様なとがった声になり、その大きさも上ずる様にして上がります。心の内側にある感情も自分で上手くコントロールできなくなり、自然と涙がこぼれたり、泣いてストレス発散するという事も起こります。

体の問題としては、めまいや頭の重さ、筋の引きつり(腰や首の問題)などが起こりやすく、そこを中心にドキドキしたり、お腹の調子や胃が悪くなったり、肩こり手のしびれなどを合わせてだします。これらの問題は全てが一気に出るのではなく、その一部がその時その時で顔を出してきます。

ストレスの問題は内側からの抵抗力をつける事が大切です。

頭が重い、胃がきついとそれぞれの場所で問題が起きている時は良いのですが状態がひどくなって、これらがひっきりなしに出てくるようになると、何をどうすれば良いのか自分でもコントロールがきかず手に負えなくなります。

実際には、本人の体質に合わせまだまだ色々な問題がでてくるのですが、大きくはこのような感じになります。ストレスの問題は、分かっていても簡単に抜け出せるものではありません。環境を考えるだけでは無く、体を整え、内側からの抵抗力をつけていく事が重要です。

鍼灸で考える養生

「健全な精神は健全な肉体に宿る」といいますが、ストレスで気詰まりにある人は、肉体的にも問題を生じやすくなります。

鍼灸で考える養生

気は体の中をめぐる事で正常に働くので、気の行き届かないところは足りない事での病を起こし、うっ滞している場所は熱を生み辛さを生じます。

気という言葉を使うとよく分からないかもしれませんが、ずっとパソコンの画面を見て集中していれば、目のあたりが熱を持ってジンジンとしてくるなど感覚的にその感じが分かると思います。

養生において大切な事は、体をのびのびとした状態に保つ事です。

養生というのは、この様な当たり前の事を避ける事から始まります。ストレスは体に悪いというのは分かっていても何がストレスで悪い事なのかという事ははっきりとは分からないものです。

気は滞る事で問題を起こしてくるので、健康に生活する為には、肉体的にも精神的にも伸びやかに気のめぐっている事が大切になります。調べればすぐに色々な事が分かる世の中ですが、まずは伸びやかに気持ち良く生活できるよう自分の感覚で生活を見直してみる事が重要です。

 

鍼灸で考える健康

冷たいものはお腹に悪いというのは良く言われる事ですが、鍼灸では、それだけでは無く「形寒飲冷は則ち肺を傷る(難経四十九難)」(戸川芳郎2008.6 難経解説)と言って冷たいものは、肺にも悪く、気を損耗するとも考えます。

鍼灸で考える健康

気は、体を栄養したりうるおすだけでは無く、外からの守りにもよく働き、今で言う免疫や自律神経の働きに通じる所もあります。

その為、常に冷たいものを飲食している様な状態だと気の働きが悪くなり風邪をひきやすくなったり、暑い寒いなど外からの刺激に弱くなり何かというと体調を崩す様になります。

冷たい物は、お腹だけでなく気を通じて全身に影響を及ぼします。

最近では、腸が免疫に深くかかわるという事でその為のヨーグルトなども売られていますが、鍼灸ではまた別の角度からこの様な事を考え、対策を練ってきました。

冷飲、冷食をすると体の弱い人などは体の負担となり健康状態に影響します。長期で体が悪い様な人は、自分では考えもせずこの様な習慣を続けているという事もよくあります。

当たり前と思える習慣を疑う事は難しいものですが、何でもサプリメントで何とかするのではなく昔から言われる生活習慣を参考にし、今の習慣を見直してみるのも一つの方法です。

昔ながらの健康法

食事をよく噛んで早くに寝て軽く運動をする。この様なものは目新しさも無く何に効くのかはっきりしない事もあって人気がありません。

鍼灸で考える健康法

運動もただゆっくりと行うのではなく20分以上の有酸素運動でダイエットに効果があるという様なものの方がやる気になります。

しかし、新しい方法というのは、長続きしずらく、しばらくすると他の新しい方法に入れ替わっていくものです。

生活習慣は無理なく続けられる事が重要です。

その点長く生き残っているものは、地味なようでもそれだけの価値があり続けやすいものであるという特徴があります。

何かを始めれば必ず何かしらの収穫があるものです。効果の点も重要ですが、まずは無理なく続けられるものである事が重要です。

 
2019年11月 はり・きゅう一水堂ニュースレター 免疫力を高める運動
一水堂ニュースレター免疫力アップの運動

その他メニューのご紹介

症状別ご相談

情報化社会と言われる現代ですが、何でも全てがはっきりとわかるものばかりでは無く、色々な先生に見てもらい詳しく検査を行ってみてもはっきりしない問題と言うのはあるものです。ここではその様なコロコロと動くはっきりとしない問題について紹介しています。

生活習慣 その2

ここでは、養生の仕方やストレスについて書いてあるこのページとは違って患者さんからでた具体的な内容について考察しまとめてあります。仕事を辞めると体は楽になるのか?施術を受けるとどのくらいで体は変わるのか?などまとめてあります。参考にしてください。

生活習慣 その3

最近は、病気や食材についての知識だけでは無くツボや東洋医学の細かい事についてまでインターネットを通じて知る事が出来ます。ここでは、その様な知識をどの様に使うかツボや生活についての東洋医学的な考えを紹介しています。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

受付 10:00~20:00(日・祝日休み)

お電話でのお問合せはこちら

043-309-4668

アクセス

はりきゅう一水堂アクセス

千葉生実郵便局の隣になります。

京成学園前駅から徒歩17分

お問合せ・ご予約はこちら

はりきゅう一水堂予約

お電話でのお問合せはこちら

043-309-4668

営業時間:10:00-20:00
定休日:日曜・祝日

お問合せ・ご予約はこちら

はりきゅう一水堂お問い合わせ

お電話でのお問合せ・ご予約

043-309-4668

メールでのお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

サイドメニュー

千葉市中央区生実町の鍼灸院 はり・きゅう 一水堂のご案内

はりきゅう一水堂案内
043-309-4668

千葉県千葉市中央区生実町2088-8

京成学園前駅より徒歩17分、JR鎌取駅から徒歩40分、館山自動車道蘇我料金所から車で5分