更年期　その５

更年期障害の時は自律神経の調子も乱れやすく耳鳴りなどの問題も起きやすくなります。

東洋医学では老化にかかわるものは腎の経絡（じんのけいらく）の問題と考えられるので体の節目にあたる更年期の様な時はここを中心とした体調の崩れが起こりやすくなります。

繋がりを見つけてツボを絞り込んでいく事が重要です。

また腎の経絡は耳の働きにも関係があるので耳鳴りの様な問題がある時もよくここのツボが使われます。

そのため更年期障害の時に耳鳴りが重なって出ているような時は腎の経絡に問題がある可能性が高く施術でもよくこの経絡のツボが使われる事になります。

ツボというのは数を少なくした方が成果が上がりやすいのでその問題がどこからくるのかよく考える事が大切になります。体をよく観察しその繋がりを見つけてはりをしていく事が大切です。

頭痛にも色々な種類があり何か鈍い様なはっきりしない感じというのもあります。

そういう時は仕事や家事を休む程じゃないけど憂うつで積極的に何かをしようという気になれなかったりします。

根本からの対策が必要です。

ホルモンバランスに関わる肝の経絡はこの様な問題にも関係があるので更年期で調子が悪い時には頭が重くやる気が無いなどの問題が起きやすくなります。

時には痛み止めを使いたくなる様な強い頭痛も起こるので色々な事がおっくうになりだんだんと生活の範囲が狭くなります。

頭痛というと普段からある当たり前の問題の様に思いますがこじれてくると生活の質を落とす厄介なものになります。根本からの対策を行い明るく健康的な毎日を送りましょう。

更年期障害の時はのぼせだけでは無くめまいなどの問題も起こします。

めまいというとホルモンバランスの乱れからくる更年期障害に関係ない様に思いますが体調が悪い時には思わぬところから影響を受けて症状を出す事もあります。

体をよくみて症状の間に繋がりを見付ける事が重要です。

めまいは東洋医学では肝の経絡(かんのけいらく)の問題になりますが、症状を出す時は目の使い過ぎや神経疲れなど直接肝に影響するものだけでは無く肩こりや手足の冷えなど他の経絡(けいらく)からの影響も受ける事があります。

どこかが極端に弱るとそのしわ寄せが他にいく様に体が大きく変わる時にはそことバランスをとっている経絡にも問題が広がっていきます。

東洋医学ではホルモンや神経といった今の体の見方とは違うので更年期の時のめまいにも繋がりを見つけて施術をする事が出来ます。

症状が出るのには何かしら理由があります。その原因を見つけて上手にバランスをとる事が大切です。

更年期障害の時にはのぼせや汗以外にも様々な問題を起こします。

原因としてまずホルモンの異常を考えますが実際にはそれだけでは無く状態に合わせて様々なツボが必要になります。

更年期障害と不眠のツボをうまく組み合わせる事が重要です。

特に足腰はまだ大丈夫と思っていてもだんだん長く歩けなくなったり腰を使う様な作業がきつくなってきたりします。その様な時に無理をすると腰痛をひどくしたり足のしびれを起こしたりして問題を長引かせます。

更年期障害の時はホルモンの問題だけでは無く色々な所に問題を出します。自分でもそういう時期に体が差し掛かっているのだと自覚し何事も慎重に行う事が大切です。