下痢 その4

下痢と生理

下痢と生理

生理の時は頭痛や腰痛だけでは無く人によっては下痢や便秘などお腹の調子にも影響します。

生理による症状の出方は人によりますが、お腹にきやすい人は普段でもその傾向がありストレスや緊張が続いた時はお腹にきやすくなります。

この様な生理とお腹の調子の事を東洋医学では相剋関係(そうこくかんけい)と言います。体の働きはそれぞれ色々な所とバランスをとって成り立っておりその内容を知る事で直接関係のない様な事までその人の体の傾向が分かったりします。

一見関係ない様な事が問題の根本に繋がっている事もあります。

また今症状が出ていなくてもその様な話を聞いていればその事も含めてツボを選ぶ事が出来るので施術をする時の助けにもなります。

生理に合わせて起こる下痢や軟便も慣れてくるとあまり対策を取る事も無くなってきますが、そういう事が体調不良の元に繋がっている大切な情報である事もあります。

体の傾向をうまくつかみ根本からの体の改善を考える事がまずは大切です。

しぶり腹

しぶり腹

お腹がすっきりしないしぶり腹は、外に出かけたり、何か用事をするのも考えてしまうなど生活に広く影響を与えます。

状態がこじれている時やなかなかお腹の調子が上向いてこない様な時は、胃腸との関わりが深い脾(ひ)のツボだけでは無くもっと広い範囲での体の調整というのが必要になります。

ストレスが多かったり、頭痛、めまいなどの症状がある様なら肝(かん)のツボを考え、更年期症状やのぼせ、体の虚弱などが気になる様なら腎(じん)のツボを加えていきます。

ツボを使う順番もめまいや更年期など他の問題が強く出ている時は、そちらを優先してお腹のツボを後にもってくる事もあります。この様に状態によっては、お腹のツボだけでは無く色々なツボを組み合わせて使っていきます。

しぶり腹が長く続く場合も上手くツボを組み合わせまずは体の力を引き出す様にしていく事が大切です。

過敏性腸症候群のはり

過敏性腸症候群のはり

過敏性腸症候群には、下痢型、ガス型、混合型など様々な型がありますが、鍼灸の施術をする時には型の違いだけでは無く具体的にどの様な状態なのかを詳しく聞いていきます。

どの様な痛みなのか、何がきっかけで痛くなるのか一人一人痛みもその出方も違います。ツボを決定するには、その根底に何があるのかを見定めなければなりません。

例えば冷えがあるとしたら、その冷えが弱りからきているのか、食事や外気から冷えをもらう事で起きているのか、原因が違う事で選ぶツボも変わってきます。

原因を考えて今必要なツボを選ぶ事が大切です。

お腹に関係するツボでもつまりをとるもの、お腹を温める性質のあるもの、それぞれ得意とするものが違います。

体に合わせてはりをしようとすればツボの種類やはりの太さなど調整しなければならないところが必ずあります。過敏性腸症候群の様に経過の長いものは、生活も含め少しづつ体を変えていくという事も考えなければなりません。

ただお腹に良いというのでは無くよく体をみてその時その人に合わせたはりをしていくという事が重要です。

お酒を飲むのでお腹はいつもゆるいです。

お酒を飲むのでお腹はいつもゆるい

お酒を飲んだ次の日はお腹がゆるくなり下痢をするという事は特に体の調子が悪くなくても起こります。

ただ、それが続くとなるとお腹の調子もだんだん戻りにくくなり、全体にも調子が悪くなっていきます。

お腹のゆるさは、東洋医学では脾(ひ)の問題として考えます。脾(ひ)は、お腹の調子の他に膝の痛みや体のだるさ、寝つきの悪さなどにも影響するので調子の悪い時はこの様な問題も一緒に出しやすくなります。

お酒による下痢も続くとお腹だけの問題では無く全体に影響を及ぼします。

また脾とバランスをとっている肝(かん)は、腰痛や頭痛、イライラするなどストレス耐性に関わるところなので脾の調子が悪くなるとその様なところにも影響が広がります。

お酒が好きな人はそれが楽しみの一つになっていたりするので中々やめたりするのは難しいですが量が過ぎたり体に合ってない場合は体調を悪くし悪循環を作りだす元になります。

何か気になる事がある様な場合は、お酒の事も含め広く生活を見直す事が大切です。

お腹のツボ、足三里(あしさんり)

お腹のツボ足三里

足三里は、俳句で有名な松尾芭蕉もお灸をすえていたと言われる昔からよく使われてきたツボです。

作用としては足を強くし体をしっかりさせるという事の他にも胃痛、胃もたれ、食欲不振など胃腸の問題によく使われます。

有名なツボなので色々なところで紹介されていますが、ツボをよく効かす為にはただそのツボを使うだけでは無く反応をよくみる事が大切です。

よくあるのは押して痛い所という事ですが、凹んでいたり汗をかいていたりする事もよくあります。下痢や軟便など慢性的に調子を崩している時は、痛みでは無くむしろこういう反応が出ている事が多く、そういうところを見つけて使った方がよく効きます。

ツボは反応をよくみて使う事が上手く効かすコツです。

ツボの使い方もただ押すよりお灸の方がよく効いていくので火傷しない程度に温かくなるまで1〜2個すえる様にして下さい。

足三里は効果があがりやすく場所も分かりやすいとても使いやすいツボです。体の反応をよくみて上手く健康管理にいかしましょう。

その他メニューのご紹介

下痢 その1

緊張するとお腹が痛くなる、長く続く腹痛、お腹がゆるい時のはりなどただお腹がゆくなるといっても理由はそれぞれでその内容によっても選ぶツボは変わってきます。また本当によくしていく為にはただそれだけではなく広く全体をみてお腹以外のツボも合わせてバランスをとっていくという事も必要になります。ここではその様な鍼灸にお腹の痛みのとらえ方と体の整え方について紹介しています。

下痢 その2

ラーメンの様な味の濃いものを食べるとお腹を壊す、一日に何回もトイレに行く、いつも便がゆるく形が無いなど普段はりの施術をしていてもよくある訴えについて一水堂ではどのように考えてはりをするのか、使う経絡(けいらく)や選ぶツボ、体全体を整える為の鍼灸のやり方などについてまとめてあります。ただお腹のツボにはりをするのではなく色々な事を考えにいれてツボを選ぶ事が大切です。

下痢 その3

お腹の経絡(けいらく)、お腹のツボ、お腹を強くする生活など慢性的にお腹がゆるかったり、下痢が続いている様な場合は自分で出来る方法というのも大切になってきます。ここではお腹の問題がある時に使われるツボの集まる経絡についての紹介やお腹にあって自分でも出来るお腹を強くするツボ、生活習慣として薬やサプリメントを使う時のコツについて紹介しています。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

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