頭痛 その5

睡眠時間が取れず頭の重さがひどくなりました。 

不眠と頭痛

頭痛の様に慢性的に起こる問題では生活の内容というのが重要で普段どの様な体の使い方をしているかで頭痛の状態が変わってきます。

例えば不眠があって夜あまり寝られない様な人は疲労が慢性的にとれなかったり目の疲れが溜まっていたりして頭痛もひどくなります。

睡眠の問題を解決するには、ただ早くに布団に入るという事だけでは無く寝る3時間前には食事を済ませお腹をすっきりさせておいたり、事前にお風呂に入って体を温めておくという様な事も必要です。

そしてその様な事をする為にはいつもより早くに家に帰るなどその前の段階から変えていく必要があり結果色々な修正が必要となったりします。

慢性に起こるものでは、生活を整えるのも大切な事です。

頭痛は生活の内容というのが痛みに大きく関わります。まずは問題と思うところを見直してみてそこから少しずつ色々な行動を修正していく事が大切です。

鍼灸で考える頭痛

頭に問題があると言っても全て同じでは無く、問題の場所や出方にそれぞれ違いがあります。鍼灸でもきつい場所によって何が関係しているのか考える事が変わり、施術で使うツボも変わってきます。

鍼灸で考える頭のつらさ

頭の後ろの辛さ

頭の後ろは、足の太陽膀胱経(あしのたいようぼうこうけい)という場所に関係があり、ここがやられると首から頭の付け根、後頭部にかけて締め付けや重さがする様になります。

名前に「足の…」とついている事からも分かる様にこの経は、足の小指から背中、頭を通って目の内側に向けて広く背中を走っているので、ここの問題がある場合は頭の辛さに合わせて首や背中、ふくらはぎの引きつりを起こすという事も良くあります。

コメカミのキリキリとした締め付け

頭の問題には、コメカミの締め付けというのも多いものですが、今度はこれには足の少陽胆経(あしのしょうようたんけい)という場所が主にかかわっていると考えます。この経絡(けいらく)は、目の外側から頭角に行き、耳のまわりをめぐって首に出るという様に広く外側の面をはしっているので、ここの問題はコメカミを中心とした頭の問題につながります。

この経絡(けいらく)は「…主として生ずるところの病は、頭痛、頜痛、目の鋭眥痛み…」(霊枢・経脈篇)と書かれる様に頭痛と関係が深く、状態の悪い時にはよく反応のでる場所でもあります。頭痛は現代だけの問題では無く昔からあり、それに対するツボもいろいろと探されてきました。頭のツボは問題ところだけでは無く、頭から離れた所に反応が出ている事も良くあるものです。反応を良くとらえ上手に痛みをコントロールしましょう

 

首の凝りと頭に効く風池(ふうち)

頭と項頚部のこわばりに良いツボの一つに風池(ふうち)というものがあります。風池は、首の付け根のくぼみがあり、首を押す時にちょうど親指がはまる様な形になっています。

コメカミの締め付けと鍼灸

このツボは、コメカミの締め付けなどに関係の深い胆経(たんけい)に属しているので、ただ首が辛い時に良いだけでは無く、首肩のこりに合わせてコメカミの頭痛がある様な時に効果を発揮します。

かぜの時の頭の問題にも反応があります。

また、風の池と書く様に、風邪が首で滞積する場所でもあるので、かぜっぽい時に出てくる肩こりや頭の重さなどにもよく反応します。(浅川要、生田智恵子、木田洋、横山瑞生訳1993.12.3 針灸経穴辞典)

頭や首には色々なツボがありますが、ただ筋肉のポイントに固い場所があるのではなく一つ一つに意味があり名前がついています。ただ首の付け根、目の回りというのではなく状態に合わせてツボを使い分けていく事が肝要です。

 

その他メニューのご紹介

頭痛 その2

頭痛もあまり長い事続いていたり、めまいを伴う様な複雑なものだったりすると他にもっと原因があるのではないかと疑いたくなったりするものです。鍼灸院にはこの様な難しい頭痛を訴えてこられる方も多くそういう時は元の体質をよく診てツボを選ぶなど工夫が必要になります。ここではその様な頭痛のはりについて紹介しています。

頭痛 その3

頭痛のツボというのは沢山ありますが中々体にあったツボを選ぶのは難しいものです。同じ頭痛でも頭の前と後ろでは考える事が違い偏頭痛の場合は左右の違いによってもツボの取り方が変わります。頭痛のツボもそのまま使えるのではなく実際にはこの様な事で組み合わせが変わってきたりもします。ここではその様な頭痛のはりについて紹介しています。

頭痛 その4

ツボには相性や組み合わせがあり上手く使わないと効果を打ち消す様な事もあります。頭痛のツボでもそれは同じで体質やその時出している症状の内容によってその組み合わせは変わってきます。ここではその様な頭痛のはりについて紹介しています。参考にして下さい。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

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