吐き気 その６　吐き気と生活習慣

胃腸を整える事は健康になる為の基本となるのでとても大切になります。

薬を使えば胃の活動を抑えたり粘膜を保護する事が出来たりしますが長く飲み続ければ慣れが生じ成分を強くしていけば体は少しずつ弱っていきます。

実際の修復自体は自然治癒力によって行われ他のものはこれを助ける為の補助でしかありません。

鍼灸では吐き気を考える時も胃腸の経絡だけでは無くそれと対をなす陰陽の問題や五行のバランスを考えてツボを選びます。

施術では毎回この様にして体を整えバランスのとれた状態で新陳代謝を働かせる事で生命力の強化を図り吐き気の悪循環から抜け出せる様にしていきます。

生活を見直す時も胃の事だけを考えるのではなく自然治癒力を引き出す事を考え体全体が健康になる様にしていく事が大切です。

胃腸はストレスにもよく反応する場所です。東洋医学で生活を体を整える時はまずは精神や生活など内側の守りをしっかり固める事を考えます。過剰な怒りや不安や悩みといった問題は、胃腸の状態を悪くするだけでは無く酒やたばこの量を増やし不眠や暴飲暴食など生活習慣の乱れを起こす元となります。問題が慢性化している人は何かしらこの様な問題がある事が多く良くする為にはまずはこれらの見直しが重要になります。

体の力を高めて悪循環から抜け出す事が重要です。

胃腸の状態を良くしようとする時は薬やサプリといったもので抑えるのではなく問題の根本を見直し自ら抜け出す事が必要です。ただ胃に優しいというだけではなく悪循環から抜け出せる様にしっかり体を整えていく事が大切です。

胃腸に問題がある人は体に良い悪いというよりまずは食べる事自体が大変という事もあります。どのぐらい胃腸がやられているかという事にもよりますがまずは食べる事を大切にし少しずつでも朝昼晩とリズムを持って食べていく事が大切です。

少しは食べられるというなら食べたいものだけ過剰に食べてしまったり変にダイエットして食事を削らない様にする事が大切です。毎日の活動に見合った分の量を食べ、腹は八分目で抑えて、なるべく優しい味付けのものをとる、今も昔も大切な事というのは大きく変わりはありません。