不眠

睡眠と鍼灸

睡眠の問題は、昼間のねむけや疲れ、イライラするなど問題を起こし、体の力の働きも鈍らせる事から問題を長引かせる原因となります。

 

自律神経の問題を抱える人は睡眠の問題を訴える事も多いのですが、眠りの問題は体のいろいろな所と関係を持つ難しいものでもあるのでただ寝れない事だけを考えるというのではなく、他の問題と一緒に広く全体を整えていく事が必要になります。

ここでは、眠りの悪さの種類や要因、対策について紹介していきます。

不眠の時のはり

眠りのはり

「不眠を鍼灸で」と考える時、まず頭に上がるのが「不眠にはどのツボが良いのだろう?」という事ですが実際にはそれほど単純では無く、体との繋がりの中で状態を整えていく事が必要になります。

 

同じ眠りの事でも「寝つきが悪い」のと「眠りが浅い」「早くに目が覚めそこから寝れない」というのでは全然違います。鍼灸ではこれらの違いをそこに繋がる臓腑の違いと考え、使うツボを変えていきます。

 

もちろん、本で紹介されている様な不眠のツボというのもありますが、こういうものは全ての人に効くものでは無く、細かく一人一人の問題に対応するものでは無いので中々完全にとはいかないものです。

 

睡眠に係わる事は、ただ頭や神経だけの問題では無く色々な事がかかわる問題です。ただ問題だけ見るのではなくからだ全体で良くなっていくという意識を持つ事がまずは重要です。

鍼灸古典で考える不眠(難経六十六難より)

鍼灸古典で考える眠り

東洋では不眠を気血のめぐりの悪さが主な要因と考えています。人は昼間は陽気が活発に体の外をめぐり、夜は気が体の中におさまって眠くなるようになっています。

それが陽気がいつまでも外を巡っていたり、気血の流れが悪くなって夜になっても体の中に気がおさまらなかったりするといつまでたっても眠気が起こらず眠れなくなります。

年をとると出てくる不眠と鍼灸

年をとると出てくる問題と鍼灸

人は年をとると誰しも気血が衰え、うるおいが無くなり、気血のめぐりも悪くなります。すると寝ていても陰の気が充実していないので、少しの事ですぐに目が覚める様になり、一度起きると中々寝付く事も出来ず、熟睡できません。

また、昼間も陽気が活発に働かないので気持ちが晴れやかにさっぱりとせず昼間も活動的に動けません。若いうちはこの様な事が無いので夜になるとしっかりと眠くなり、朝もさわやかに目覚める事ができます。

ストレスによる不眠と鍼灸

東洋で考える眠りの問題

気血の運行の悪さは、何も年によってだけ起こるのではなく、不安や悩み事によって物事を考えすぎたり、ストレスによって何か常に頭を使っていたりしても起こります。

これらの事は、過剰になると「脾をやぶる」と言って胃腸の調子を壊したり、気血の流れを阻害する原因となります。

また、気を使いすぎて目がさえてしまっていたり、心が定まらず乱れていたり、高ぶりがおさまらない状態だと、今度は陽気がコントロールできないという事になりこれもまた睡眠の問題の要因となります。

この他にも他に悪い所がある時や胃腸の具合が悪い時なども上手く眠りに入れないという事がありますが、それら各々状態が違う場合もそれぞれに陽と陰の気の交流が上手くいかない理由というのがあって不眠を出しています。

不眠を考える時はこの様な事が基本になるので、ただ不眠のツボを押すというのではなく原因をよく考えて対処していく事が重要です。

 

鍼灸で考えるストレス

鍼灸で考えるストレス

鍼灸では、ストレスの様なうつうつとした感情は、体の中の正常な気のめぐりをさまたげ熱を生じると考えます。

ストレスは精神的なものなので熱を生じるというと少しおかしく感じるかもしれませんが、感覚的にイライラすれば体が熱くなって脈が早くなるなどの変化が起きるのが分かると思います。

この様な状態を鍼灸では肝うつ化火(かんうつかか)といいます。体の問題というのは、何も食べ物の様なものだけに影響されるのではなく感情や気持ちの変化といったものも他の問題と変わらず体に影響を及ぼします。

体も気持ちも滞りなく流れている事が重要です。

これはイライラした時の体の変化ですが、体の中の気は滞る事で調子を崩し場所によっては、お腹を下したり、咳が出たりと熱くなるだけでは無くいろいろな問題をだします。

ストレスが胃を荒らすというのはよく知られた事ですが、感情の問題というのはこの様に体と繋がりを持ち体質的に弱い所に負担をかけたり、生活習慣と一緒になって問題の下地になったりします。

体の中のものは、何でも滞りなく流れている事が重要になります。血圧や成人病の様な健康ばかりでは無く、気持ちの上でも滞りない健康な生活を送る事が大切です。

2020年3月号 はりきゅう一水堂ニュースレター 不眠について

その他メニューのご紹介

施術 その2

陰陽のバランスで考えれば昼間は陽、夜は陰の気がそれぞれ活発になっていく事でよく眠る事が出来ると考えます。ここでは、陰陽を整える為のはりの用い方など施術について紹介しています。

気血 その3

ストレスのある時は、色々と考えてしまったり胸がつまったりして上手く眠れなくなる事があります。ここでは、気のつまりによって起こるその様な問題について紹介しています。

質の高い眠りを得るためには、生活習慣の見直しというのが大切になります。ここでは陰陽のリズムと睡眠について鍼灸からみた生活習慣のポイントについてまとめてあります。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

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