気血

ストレスと気のとどこおりについて

鍼灸お役立ち情報気血

ストレスというのは、色々な所に悪影響を及ぼし、健康を阻害します。それ自体が何かする訳では無くてもそれによって思い悩み、胸に重いものを抱えたような状態は体によくないものです。

健康について書かれた養生訓という本の中には「気はひとの身体に広くあまねくいきわたるようにしなければならない…」(貝原益軒著、伊藤友信訳2003年P56)と書かれており、内側の問題が体に害を及ぼす事を言っています。

怒りや憂い、考えすぎる事は、体の中で気をとどこおらせ、一つのところに気をとどまらせる事で体の問題を起こすきっかけとなります。

体も気持ちも伸びやかに過ごす事が大切です。

江戸時代の書物なので気を持って体の状態を現わしていますが、ストレスというのは今だけでは無く昔から問題とされてきました。

ストレスは気のめぐりを害し色々な所に問題を起こします。体をのびやかに保ち心乱されない生活を送る事が重要です。

気の病と血(けつ)の問題

東洋の体のみかた

鍼灸では、まず大まかにどの様な体質なのかという事を考えます。やられている状態によって気と血(けつ)の体質に分け、施術量をどうして行けばよいかの指標とします。

常に色々な事に悩まされコロコロと問題が変わる人は気の問題によるところが多く、長く頑固に悩みや辛さを訴える場合は血(けつ)の問題にまで体の崩れが及んでいると考えます。

ツボは体質を見極めて使っていく事が大切です。

気は、常に変わる外の環境から体を守ったり、暑い寒いに合わせた体温の調節もするものなので、ここがやられると色々な事に振り回されるようになります。自律神経の問題は気の問題として出ている事が多く、ストレスなどもかかわってくると色々ありすぎて自分でも何が悪いのか分からなくなります。

一方で血(けつ)の問題というのは、気の問題よりもう少し経過が長く、問題の根も奥深くにまで行っているものの事を指します。この様な状態になると上手く気がめぐらない為その部位が痩せていたり、辛さもちょっとの事では動かず常にうずいているという様な訴え方をします。長年続いてる頑固な腰や経過の長いもののようなものがこれにあたります。

気と血(けつ)では対処の仕方が異なります。

施術では、気の問題ある時は、体も敏感な事が多いので一気にやらず軽い刺激を少しづつ積み重ねていくようにするなど体に合わせて行い、血(けつ)の問題がある時は、お灸を使うなど鍼だけにたよらずじっくり温めるような手段を多く用いる様にします。

同じツボを刺激するのにもちょうど良い刺激というのがあり、それを間違うと上手くその良さを引き出せないものです。鍼灸を受ける時はこの様な事も考え自分にあった方法を選ぶ事が大切です。

 

鍼灸と体のみかた

体質に合わせためまい対策

東洋の古典(難経二十二難)には体の問題には大きく二つのものが在ると書かれています。ころころと問題の移り変わる是動病(ぜどうびょう)とじっとその場に居続けてその人を悩ます所生病(しょせいびょう)の二つです。

是動病(ぜどうびょう)は、動くという意味ですぐに変わる問題のあり方を指し、辛い所が動きやすく、落ち着かない状態を言います。この問題では、体の比較的表面に近い所がやられるので、外から受ける刺激から体を守ったり、栄養を届けるといった働きに不具合が生じます。

動く問題は色々なところから影響を受けます。

浅いところの問題なので外からの影響も受けやすく、辛い所や内容が常に移り変わる様な問題を出します。この様なものは、風邪のウィルスや花粉といった分かりやすいものだけでは無く、冷えや音、光などありとあらゆるストレスがこれの原因となります。是動病の様な問題に対処する時には、一つ一つの訴えもそうですが、色々な事を受けてしまう問題の大本に対する対処も必要で、今出ているものと根本の二つの事を考えてツボを選んでいく必要があります。

一方でもう一つのタイプには深くてなかなか動かないものがあります。こういうタイプのものを古典では所生病(しょせいびょう)と呼んでいます。先ほどの是動病より問題が深くにまで進んだ状態で外からの影響も受けづらく、少しの事では状態が動かないところにまで影響が及んでしまっています。

体に合わせた施術を受ける事が必要です。

所生病は、体に悪い習慣や長い間積み重ねられていった問題が溜まる事でおこり、一度表に出てきたら動かす為にしっかりと向き合い時間をかけて取り組んでいく必要があります。毎回の施術もお灸を使って内側から効かすなど是動病の時とはまた違う形でのフォローが必要となります。

体の悩みというのは、画像に映し出されるものだけが理由ではありません。東洋では、体の不調をかけ離れたものでは無くもっと身近で近い、現実の問題として対処していきます。自分にあった方法を見つけ出し必要な事をこつこつと積み重ねていく事が重要です。

 

やはり鍼灸は中国が本場なのですか?

鍼灸中国

鍼灸は元々が中国から渡ってきたものなので基本となるのはどこかと言われればやはり中国という事になります。

しかし、中国から入ってきたラーメンの様な食文化が日本で独特の発展をした様に鍼灸も長い年月日本で使われる事で日本人の体に合わせたものに変わってきました。

同じ道具を使っていても日本と中国ではやり方が異なります。

今では中国のものとは、はりの太さや使い方もツボの選び方も違うものとなっています。

同じ道具を使っていても使い方が異なる事で内容は大きく変わります。施術というのも風土や習慣に合わせその土地や人に合わせた使い方をする事が大切なのです。

 

その他メニューのご紹介

症状別ご相談

調子が悪い時というのは、色々な事が重ねて起こるものです。ここでは、日によって動く体の痛みや検査にかからないのに起こる不快な問題についてまとめてあります。その様な問題をどう考え、どう付き合っていけばよいのか自律神経の問題と合わせて紹介しています。

自律神経

怒りや考えすぎる事は、体の伸びやかな働きをさまたげ問題を起こすきっかけとなります。自律神経は、その様な事に敏感に反応してめまいや腹痛、頭痛や耳鳴りなど様々な不調を引き起こします。ここでは、その様な自律神経の問題についてまとめています。

証(しょう)

はりの施術では、その人の体質や病の状態に合わせた証(しょう)をたてます。ただ腰痛のツボ、耳鳴りのツボというのではなくこの証に従い毎回変わる体の状態に合わせ使うツボを変えていきます。ここではその東洋医学の証について紹介しています。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

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