施術 その3

東洋で使われる二・三・五の分け方について

東洋の考えで大切なものに、陰陽(二)、気血津液(三)、五行(五)の三つがあります。漢方や鍼灸、薬膳などはこれらの用語が基本となっていて、それを中心に様々な事が語られています。

陰陽気血津液五行

二、三、五の分け方でいろいろな事が考えられ、どのものにもこれらの要素が必ず見受けられます。ただ、どこに注目してアプローチしているかで考え方が変わり、同じ東洋のものでもあっても同じようにはいきません。

例えば漢方は気血津液というものを中心に体を考え、鍼灸ではその先の五行を中心に施術を考えるので言われている事は理解できてもその内容をツボに置き換えてそのまま反映するという事は出来ません。

分からない事がある時は、自分が頼りにしている先生に聞いて確かめるのが一番です。

鍼灸や漢方に対する本が色々出回っていますが、この様な所がはっきりとせず少し読みにくくなっている印象をうけることがあります。

鍼灸も中医のものと日本の経絡(けいらく)を中心としたものでは違う様に、漢方も薬膳もそれぞれ少しずつ違いがあります。何かに迷った時は同じ東洋だからというのではなく自分のかかっている先生に直接聞くなど、回りにいる先生に聞いて確かめてみるという事が理解する時の早道です。

 

五行(ごぎょう)のバランス

五行(ごぎょう)の関係を表わすものには、大きく2つ相生(そうしょう)と相剋(そうこく)というものがあります。

和法について

五行の五つは、木火土金水(もくかどごんすい)と言って自然の性質が当てられたりしますが、相生(そうしょう)関係は、木が燃えて火となり、火が燃えて土となり、土の中に金属が生まれという母が子を生む様な関係をさすもので別名母子関係(ぼしかんけい)とも言われます。

これは隣り合っているものがお互い手をとり合って高めていく様になるので図にするとちょうど五角形の様な形になります。

 

五行はお互いが抑えて補う個々の働きの上に成り立っています。

一方、相剋(そうこく)は、今度は剋(こく)す、マイナスの関係になるので木が土の栄養を吸って大きくなり、土は水をせき止め、水は火を消すという様に今度はその一つ先にあるものを抑える様に働きどこか一つが突出しないようにします。

これは、図で表わすとちょうど相生関係の時の五角形の内側を線で結ぶ様な形になり、その形は星形になります。

ツボの組み合わせにも五行のバランスが生きています。

五行の関係というのは、隣り合うものを助け助けられると同時に、その2つ先のものを抑え、自分も2つ前のものから抑えられるという、絶妙なバランスの中で成り立っています。

鍼灸では、五行のバランスを重視するので、どこがバランスを崩していてどこにはりをすれば上手くいくのか、脈やツボを確かめながらこの星形と五角形の形を頭に思い描いてはりをしていきます。

体をみていて実際にこの相生と相剋が働きバランスが整っていくのをみると昔の人というのは、すごいものだなと改めて感心させられます。鍼灸と言うとどうしてもツボの効能に目がいきますが、この様な知恵を上手くいかし経験の生きた鍼灸をしていく事が大切です。

 

はりの手技、和法(わほう)について

鍼灸の手技には、和法(わほう)というものがあり、気を補う補法(ほほう)や邪を取る去る瀉法(しゃほう)とは違い気を流す為にある手技もあります。

和法について

人の体というのは、実(じつ)か虚(きょ)かどちらかはっきりしたものばかりではなく、その途中の移り変わりの時など状態がはっきりしない時もあります。

鍼灸には補うか抜くかだけでは無いその中間の手技というのもあります。

その様な時は、どちらか無理に選ぶのではなくこの様な和法(わほう)という手技を使いただ気を流す事を目的としたはりをする事もあります。

常に移り変わる体についていくには、全てが同じという訳にはいきません。問題に合わせてツボを選ぶだけでは無く、はりの使い方も体の状態に上手く合わせて用いる事が重要です。

 

はりの手技、瀉法(しゃほう)について

瀉法(しゃほう)と言うのは、つまって流れの悪くなっている所を取り除きスーと上手く流れる様にする方法です。

瀉法について

瀉法(しゃほう)は、気を補う為の補法(ほほう)とは逆のものなのでツボに対するはりのあて方も補法とは逆で経絡(けいらく)に逆らう向きではりを使っていきます。

深いものには、はりを立てて、浅いものには寝かせて置き、その動かし方や抜く時のタイミングなども体に合わせて調節し、その人に合った使い方をしていきます。

ツボも状態に合わせ使い方を変えていく事が重要です。

瀉法は、まだ抵抗力があって激しく出ている問題の時に使われる他、腰や首などつまりやすい場所にも多く使われます。

鍼灸というとまずツボが取り上げられるものですが、それにも一つ一つ使い方というのがあります。手技を上手く使い分け体の流れを滞りなくしていく事が重要です。

その他メニューのご紹介

施術 その2

東洋医学には、五行や陰陽といった法則があります。陰陽はその中でも最も基本的なもので全てのものはこの陰陽二つに分けられます。左が陽で右が陰など様々なものが陰陽の性質を持つとされ、施術ではその陰陽の性質を考えて行われます。ここではその様な陰陽について紹介しています。

気血 その2

鍼灸の手技は、体の状態に合わせて行われます。実(じつ)の時は瀉法(しゃほう)、それが少しおさまってきたら和法(わほう)という様に身体に合わせて行われます。ここでは、その状態の一つである実(じつ)について解説しています。参考にしてください。

鍼灸独自のアプローチ

鍼灸では、陰陽五行のバランスをとるなど独自の考えに基づく施術があります。患者の体をよくみて証(しょう)という施術方針を出し、それに従ったツボの組み合わせやはりの用い方をするようにします。ここではその様な鍼灸独特のアプローチについて紹介しています。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

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