不妊　その８

自律神経は冷えに関係があるので不妊の様な問題にも影響を及ぼします。

不妊で来た人がめまいや頭痛、不眠など自律神経の症状を出している事も多くそういう時は一緒にはりをしていきます。

不妊にあわせて自律神経の問題の施術をする時は不妊の為のツボも取り方が変わってくるのでこういう時は注意が必要です。

自律神経の調子を整え気持ち良く過ごせる様にする事がまずは大切です。

例えば体がだるく働きが悪くなって冷えが出ている場合と痛みやめまいなど体の不調がストレスとなって冷えが出ている場合では使うツボが違います。

不妊は不妊のツボといつも決まっているわけでは無くこの様に周りの状況によって内容が変わるのでどの様なツボが必要なのかよく考えて選ぶ必要があります。

体の様々な働きに関わる自律神経の調整は不妊においても重要なポイントです。よく状態を確かめ気持ちよく生活出来る様にする事がまずは大切です。

不妊の時には冷えが問題になりますがそれを解消する為には色々な事を考える必要があります。

血流もその一つで末端まで温かい血液が巡っていかなければ体は中々温かくなりません。靴下や下着を温かくしてもなかなか冷えがとれていかないのはこの様な事が関わっている可能性もあります。

そういう時はあまり重ね着をするのではなく少し目線を変えて血流を良くする事を考えるのも一つの方法です。よく緊張すると手足が冷たくなったりしますが血管の調節は自律神経が関わっているのでストレスなどで自律神経に影響がいくと血管が細くなって血流が悪くなります。

ストレスを減らして血流改善を考える事が重要です。

常にストレスにさらされる様な状態だと血流の悪い状態が続くので体は冷えやすく不妊などの状態にも影響を及ぼします。

冷えがある時はまず体を温める事が重要ですがそれでも上手くいかない時は環境を見直し肩の力を抜いて生活出来る様にするのも大切な事です。

　中々妊娠が出来ないという時、まず試してみるのがタイミング療法、それから徐々に人工授精や体外受精に移行していきます。

ここで上手く行けば良いのですがなかなかそう上手くいかない事もあります。

人工的に授精を行ったとしてもそこから着床して安定するまでには受精卵の状態と母体の両方のコンディションが整っていないといけません。

何か処置をするにしても基本となるのは、しっかりとした体の状態です。

何か処置をした直後は温めた方がいい、安静にして無理をしないのがいいと色々な事が言われますが、それをやってみても解決しないならもっと根本の所に目を向ける必要があります。

生殖器系に問題が無くても昔からあまり元気に動き回れなかったり、何かと体の不調が多く安定しない日々を送っていた、ストレスに弱く体調不良が続いていたなど元々の体の状態というのも無関係ではありません。

妊娠には温めるのが良い、女性ホルモンに効くこの食材が良いなど色々ありますが、基本となるのは、しっかりとした子宮の状態であったり体の状態です。

紹介されている様な事は、確かに大切かもしれませんが人の体はそれぞれ違いその時必要なものというのも皆同じという訳ではありません。

体のコンディションを整え、今やっている事の効果を充分受け取れる様にする事も限られた時間の中では重要な事です。

冷えや婦人科系の問題だけでは無く自分の体を良く知り健康な状態が維持できる様な生活を送る事がまずは大切です。