証(しょう)その2

鍼灸の証と漢方の証について

鍼灸千葉市漢方

その人の施術にあたりどこをどう使うかという事を示す証(しょう)は、東洋療法の色々な所に出てきます。しかしこれらは見方によって異なり全ての施術に同じものが使えるという訳ではありません。

証に基づく施術の方法には、経絡を使うはりの他にも中医学などで使われる弁証論治(べんしょうろんち)や漢方で使われる方証相対(ほうしょうそうたい)などのやり方があり、用いる方法によってそれぞれです。

証(しょう)の立て方は、鍼灸と漢方でそれぞれ違います。

基本的には、陰陽五行や気血津液(きけつしんえき)など同じ見方を使って考えるので共通するものも多いのですが、内容は一つ一つ異なります。

例えば身近な問題の一つに風邪がありますが、これも治療法によって表し方が異なり、表実熱証(ひょうじつねつしょう)や葛根湯証(かっこんとうしょう)、肺肝相剋大腸実証(はいかんそうこくだいちょうじつしょう)など同じ東洋にあるものといってもたつ証(しょう)は違います。

これは同じくくりの中でも気血津液(きけつしんえき)や臓腑経絡(ぞうふけいらく)のどこを中心にして問題を考えるのかで変わり、臓腑経絡の働きから気血の状態を整えるのか、気血の状態を主にしてそれを整えるために臓腑の働きを考えるのかといった様な事で違いが生じます。

鍼灸も漢方も一つ一つ違うものだと思って施術を受ける事が大切です

証は施術に直結したものなのでどこを取るかは実際に何を使って施術をするのかその方法によって異なり、前の話でも臓腑経絡を中心に物事を考える前者の考え方は、当院のように経絡を使った鍼灸をするものに多く、後者の気血の状態を中心に行うものは漢方や中医学的な鍼灸を行うものに多くみられます。

それぞれ内容が異なるので他のところの施術の内容や証を聞いても、だいたいの事は分かってもそれでそのままはりが出来る訳では無く、また自分のところに沿う様に情報を集め、証を立て直していく事が必要になります。

同じ東洋といっても漢方と鍼灸でその内容は大きく異なり、同じ鍼灸でもまた流派によって証の立て方は変わります。漢方も鍼灸も全てが同じと思わず一つ一つ違うものだと思って施術を受ける事が大切です。

脈診と証について

鍼灸脈証

脈診(みゃくしん)は昔からある東洋の体のみかたです。今でも本格的な鍼灸や漢方をするところでは、取り入れられているところが多く、脈を通して体の問題を調べていきます。

鍼灸や漢方では、施術方針を示す証というものをまず立てます。これは、現代のものとは違い施術に直結したものなので漢方や鍼灸などその方法によって内容が異なります。

最終的にたどり着くところが違う為、やり方によって脈(みゃく)から読み取るものも異なり、みる場所も変わってきます。

比較脈診(ひかくみゃくしん)と脉状診(みゃくじょうしん)

手首の脈をみるやり方では、左右の脈の上にそれぞれ三本の指を置いてみていくのですが、脈診流(みゃくしんりゅう)のはり施術では、この三本の指の当たりの違いが重要になり、左右で六ヶ所、それを陰と陽の上下に分けて十二ヶ所、それぞれの脈のうち方の違いを比較して問題を探っていきます。

この他、漢方や他の鍼灸では、うつ場所よりも脈の形を重視するものもあり、手に触れる脈がどの様なものなのか、コロコロとした玉の様な脈が指先にあたる感じなのか、竹を削る時の様な荒いあたりなのか、どの様なうち方をしているのかという所をよくみて証に繋げるものもあります。

鍼灸と漢方では、同じ脈でも必要とする情報が違います。

前者の見方を比較脈診といい、後者の見方を脈状診といいます。みる内容が違えばやり方も変わってくるので鍼灸院と漢方、また同じ鍼灸でも流派の違いで手のあて方が違ってきます。

当院の様に経絡を重視したものでは、全身を流れる十二本の経絡の状態というのが大切になるので左右の脈を十二に分けてみる比較脈診が欠かせませんが、そうでは無いものだと片方の脈だけで脈状診を中心に脈をみるという事もあります。

脈のみかたは、施術方法によって少しずつ内容が異なるものなのです。

脈は色々な情報を教えてくれますが、それだけにただ漠然とみるのではなく目的をもってみる事が必要です。脈をみれば直感的に何かが分かるというのではなく、自分の施術に必要な情報を引き出し、他の情報と総合して証としてまとめられる事ではりに生かされます。

東洋では、体のみかたも証の立て方も全てその施術に合ったものが選ばれます。東洋を基礎に持つ施術において脈診は欠かせない方法ですが、全てが同じでは無くそれぞれが少しずつ違うものなのです。

 

その他メニューのご紹介

脈診

脈診は、鍼灸や漢方など東洋医学の施術法には無くてはならないものです。脈は心臓の様子だけでは無く、今の体の状態やストレスなど様々な事を教えてくれ、東洋医学の施術の方針である証を立てる時にも必要になります。ここではその脈診についてまとめてあります。

耳鳴り

ツボは、証(しょう)という一定の方向性を持って選ばれます。耳鳴りの様なものでもそれは同じでただ耳鳴りのツボというのではなくその人の体質なども考えに入れた証に従い施術が行われます。ここでは耳鳴りの場合にどの様な事を考えるのか東洋医学の考え方を紹介しています。

証(しょう)

証(しょう)は、東洋医学にとって欠かせない施術の指標です。しかし、東洋医学は現代の医療とは、体の見方も考え方も違うのでその様な事を生かして施術をする為には、古典にある昔からの体の見方をしていく必要があります。ここでは、その様な鍼灸の証について紹介しています。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

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