吐き気　その２

吐き気でくる人は良い悪いを繰り返しながら長い事その状態から抜け出せないでいる様な人がほとんどです。病院で色々検査をしてみてもそれで快方に向かうというものでは無くこれと言った原因が見つからないまま症状が続いているという事もよくあります。

この様な時はただ胃腸の事だけを考えるのではなくストレスや生活習慣といった周りの環境を考える事も大切になります。

吐き気は自ら回復する力を付けてはじめて悪い状態から抜け出せるものです。

しかしストレスの原因を何とかしたり生活習慣を正す事はそう簡単に出来るものではなく少し考え方や気の持ちようを変えてみても中々うまくはいきません。

吐き気は、そのバランスを体に覚えこますまで時間がかかり少し変わってきたといっても安心せずしばらくの間はそれを続ける事が重要です。

吐き気は薬でその場の症状を抑えるだけでは無くしっかりと良い状態を体に覚えこませていく必要があります。胃が悪いからと胃の粘膜をと考えるのではなく生活を含め広く体を整えしっかりとした対策を練る事が大切です。

吐き気というのは厄介で一度出ると中々抜けず付きまとい何が悪いのかも今一はっきりしないという様なものがほとんどです。

子供の場合だと起立性のめまいの様なものに合わせて出る事もあり吐き気の他にも色々な問題を出してきます。

広く体を観察し、一つ一つ丁寧に見直していく事が大切です。

吐き気というと食事と食べ物の内容を考えますが生活を細かく観察していくと実際にはそれだけでは無く様々な事に影響されている事がわかります。

よく話をきくと運動不足や不眠など生活が乱れていたり頭痛やめまいなど他の症状に影響を受けているという事もあります。

色々検査しても原因の分からない様な吐き気というは何か固定的な事があって起こっているのではなくその働きやバランスが悪くなっているという事でもあります。悪い所だけを見るのではなく広く体を観察し生活を一つ一つ丁寧に生活を見直していく事がまずは大切です。

長い事原因不明の問題に悩まされているとこれが吐き気の原因だったと少しすっきりした気になりますがそれだけでは説明のつかない事も多くなかなかこれだけで問題解決とはいきません。

ピロリ菌は、風邪などとは違いずっと前に体に入ったものが見つかるものなので今回吐き気を出す引き金となった環境やストレスの問題と必ずしも一致しません。

その様な事は一つの助けと考え、自分で体を整える様にしていく事が重要です。

体というのは毎日の生活と切り離せず今行っている事やその環境から受けている影響がそのまま体に現われます。例え除菌で体に変化があったとしても今の生活が胃腸に負担をかけるものである事には変わりはありません。

何でもいきな10から0とはいかないものです。この様な事は体を変えていく為の一つの助けと考え自分で体を整えていく意識を持つ事が大切です。

子供の施術をする時はこの様な訴えもよくあります。朝起きられないというのもあまりひどかったり頭痛や吐き気をともなう様なものは問題です。

体調が悪いと言っても起きてきてご飯を食べたら良くなるという事もあるのでしばらくすれば大丈夫かと思ったりしますがその頻度が多くなり症状も強くなってくる様だと戻すのが大変で良くなるまでに時間がかかる事もあります。

観察すれば意外と思う様な事との関係が見つかったりするものです。

体の問題には、それが出やすい時間帯やそれを引き起こす生活習慣というものが必ずあります。鍼灸ではその様な事を考えツボの選択をしていきますが自分でもそれが分かれば色々と対策をたてる事が出来ます。

早く寝させるという事がまずは第一ですがそれ以外でも食事、睡眠、外に出ている時間や遊び方など細かく観察していけば意外と思うようなところに問題が見つかる事もあります。

体の不調も繰り返していけばだんだん抜けにくくなります。広く生活を見直し健康的な生活を送る事がまずは大切です。