気血 その4

気とは?

気とは?

気は、動く為の力となるだけでは無く色々な事に係わるので今でも元気、気力、短気、血気、活気など様々な事に使われます。

気が消耗すると疲れて体も動かなくなってくるのでその様な状態を元気が無いと表現し、更にその様な事でやる気が出ない時には気力がわかないと言います。

そのまま受け取り上手に活用して健康に役立てる事が大切です。

現代の鍼灸にはその働きを自律神経やホルモンなどで説明しようとするところがありますが、やはり気は気として理解しその為のはりをしていくのが一番の近道となります。

それがどのような物かというとまだ先になると思いますが、今はそれをそのまま受け取り、知恵と経験に裏付けされた鍼灸を上手く活用するという事の方が大切になります。

気は、鍼灸や漢方には必ず出てくる欠かせないものです。ゆがめて解釈する事無く上手に活用して健康に役立てる事が重要です。

 

気の働きと血(けつ)について

気の働きと血について

鍼灸や漢方では、血(けつ)には、体を潤わし滋養する作用があるとされ、長期に渡り問題があって痩せやかさつき、色の悪さなどがあるものは血がかかわっていると考えます。

体を作る要素には大きく気血水というものがありますが、どれもがバラバラに単独に存在しているのではなく、それぞれが密接に関係しあって成り立っています。

例えば、体に取り込まれた食物は、栄気(えいき)といって気の形となってから血に取り込まれ、それがまた気の動かす力によって全身に運ばれるなど、血と気は切っても切れない関係にあります。

血の問題もまずは気を整える事が重要となります。

実際に体を滋養するのは血の働きという事になるのですが、それを成り立たせるのも目的の場所に運ぶのも気が上手くいってなければ成り立たず、この様な場合でもまずは気の調整という事になります。

一水堂では、はりは軽く浅く行なっていきますがこれはこの気をコントロールする事を考えているからになります。血の問題を動かすにもまずは気の働きが大切になるのでどの様な場合もまずは、気の調整が必要になるからです。

ツボで上手く体の力を引き出そうとするとこの様な周辺の考えというもの必要になります。ただ~のツボというのではなく、この様な昔からある考えに則って上手くはりをしていくという事が大切です。

 

鍼灸と話し方について

鍼灸と話し方

鍼灸では、望聞問切(ぼうぶんもんせつ)と言って体をみる時にただ筋肉の固さだけでは無く見て聞いて質問して触れてと全ての感覚を使って状態を確かめていきます。

院に入って来た時から観察は始まり、動き方や声の質、話し方から声の大きさまで様々な事に注意をはらって体の状態を確かめます。

話し方も注意してみれば体の状態によって内容が変わります。

離し方でも音の高い低いから始まり、大きさ、歯切れの良さや問題の訴え方まで様々な事が判断材料となります。

その違いは「叫(こ)、言(げん)、歌(か)、哭(こく)、呻(しん)」と言われ、歯切れがよく遠くにまで通る様な喋り方なのか、ぼそぼそとつぶやく様に話すのか、聞いていても心地よく滑らかにしゃべるのかその違いによって肝心脾肺腎(かんしんひはいじん)の5つに振り分けていきます。

歯切れがよく尖った様な喋り方をする時には、肝の問題が疑われると考えるのですが、肝は怒りやイライラといった気持ちの問題とも関係があるのでその時はこういう喋り方になります。

無意識に変わるこの様な変化を見逃さない事が上手く体を整えるコツです。

更にそれが充実している実(じつ)の状態なのか元気のない虚(きょ)の状態なのかという事も確かめます。元気が無い時は、声が小さく、気の抜けたように力無く、歯切れが悪くなります。

声の質や話の方というのも体の状態をみていく上では必要な情報です。上手く体を整えるには、この様な無意識に変わる体の状態を見逃さないようにする事が大切です。

 

鍼灸と五臓の腎について

鍼灸と腎

鍼灸や漢方でいう腎は今のものとは違って、親からもらった先天の精を蔵するという大切な役割があります。

この先天の精というのは、日々食物とからとるエネルギーと違って生まれてだんだん年をとり少なくなっていく生命力といった事に近いものになります。

その為、この腎が弱くなると足腰が立たなくなったり、歯肉が痩せて歯がぐらついたりするという老化現象の様な問題をおこし、それ以外にも生殖や不妊などの問題に係わってきます。

腎は不妊や足腰の弱り、冷えなどに関係のある場所です。

よく不妊では足腰を冷やすのが問題となりますが、それは腎がその様な場所に多くかかわっているからで、逆に腎の弱い人は下半身を温められず冷えやムクミを起こしやすいという事も言えます。

腎の事を今のものと同じと考えていると私は腎の数値はおかしくないのに?と思うかもしれませんが東洋の腎と今の腎ではその働きが違います。東洋は東洋、西洋は西洋と頭を切り替えて内容を混同しない事が重要です。

 

その他メニューのご紹介

不妊 その2

不妊は、東洋医学では親から受け継いだ先天の精を蔵する腎の状態やその臓腑の間をめぐる元気の不足などが影響すると考えます。不妊その2では、ここで紹介した気や腎の問題をより具体的な不妊という問題の中で紹介していきます。参考にしてください。

施術 その3

はりは、ただツボに刺せば良いのではなく、その使い方や動かし方というのが大切になります。今の体の状態に合わせどうすれば気がスムーズに流れるか考えて使います。ここでは、瀉法や和法といったはりの用い方について紹介しています。

気血

気血その4では、気の働きと血の関係について紹介しましたが、この様な事は実際の施術の内容にも影響してきます。ここではその様な気と血の問題の違いによる手技の工夫や気血を元にした体の見方などについて紹介しています。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

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