施術 その2

はりの手技、補法(ほほう)について

補法(ほほう)は、数あるはりの用い方の一つで字の通り気をおぎなう事を目的したはりをする時に用いる方法になります。

補法について

施術では、体がしっかりして自ら変えていく力を引き出すのが目的なのでこの様な補う事が中心となり、何をするにもまずは補法から行っていく事になります。

体を整えるものには、他にも深く刺すはりや施術の方法がありますがこの補うという事を中心に行なう方法は珍しいのだと言います。

施術をする側も受ける側もまず考えるのは、辛い場所を刺激するという事なのでその場所のつまりを取るという事が多くなり体の力を引き出す事で何とかしていこうという事には中々なりません。

気を補い自らの力で安定できるようにしていく事が大切です。

しかしこの経絡(けいらく)を元にした脈診流(みゃくしんりゅう)の様なはりのやり方は、東洋の伝統的な考え方を持っているので本来体の持つ自然の力というのを大切にします。

はりをすると言うと、トントントンとやってしばらく置くというのがまず頭に思い浮かびますが、ツボというのは、その時々によって色々な状態を示しているものです。

ただ緊張をとって気を流しているだけでは、体はだんだん疲弊していきます。補法の様に体をしっかりさせ、自らの力で安定できるような状態を作っていく事が重要です。

はり施術における陰陽

東洋の療術では、よく陰陽五行(いんようごぎょう)という事が言われますが、これは今でも活用されており、鍼灸をやる上では大切なものとなります。

鍼灸陰陽法則

陰陽で言えば、必ず陰の性質のあるものが先となり、施術でも何でも陰を中心に行われていきます。この様な事を陰主陽従(いんしゅようじゅう)と言いツボを選ぶときやはりをする時の一つ法則となっています。

その為、施術の順番もこれに従います。個々のツボをまとめる経絡(けいらく)という気の流れは、陰陽合わせて十二あると言われていますが、その内の半分の六経が陰のもの、残りの六経が陽のものとなっています。

陰が先で陽が後、ツボの使い方には順番があります。

はりの施術では、陰主陽従ですので先ず陰の六経のバランスを取る事を考え、その後に陽の経絡の処置をしていく事になります。

施術で見ている脈の変化も初め見ていた脈に陽の変化は無くても陰の処置を終えた後には、そこに隠れていたものが陽に浮きだし陽経の処置が必要になるなど形が変わります。

全体的には、この陰陽のバランスを取る事がとても重要で、ツボの選択では陰の施術も陽の施術も欠かせません。

ツボの使い方も体に従い反応のあるものを使う事が重要です。

ネットや雑誌に紹介されているツボの選択では陰も陽も特に区別はされていませんが、体の反応を見ながら整えていこうとすればこの様な順番というのも重要になります。

ツボは、ただ一律に押せば成果が上がるというものではありません。体の本当に欲しがっているツボを一つ一つたずねながら、必要なツボを使っていく事が重要です。

ツボの取り方の法則

一水堂のツボの取り方には、一定の決まりがあります。施術では全体としての体の力が大切になるのでツボをとる時もそれぞれのツボがその内容を打ち消さないように上下左右にツボを割り振っていきます。

鍼灸法則

例えば、吐き気があるという事で右足の脾に関するツボをとったら、左の脾のツボは使う事は無く、右足の肝のツボも腎のツボも選択肢にはあがりません。

吐き気だけに係わらず、複雑で難しい問題を調整していこうと思ったらただ闇雲にツボを使うのではなく決まりにのっとって進めていく必要があります。

ツボはこれはというものを絞り込んで使う事が大切です。

まずは話を聞いて色々とツボが頭に思い浮かんだらどこが一番体に合うかという事で選別し、最終的に体が受け入れる様な所だけを使ってはりをしていきます。

法則というと何だか難しいですが要は体リラックスして一番緊張の緩むような場所を探すという事で、それを一定の決まり事によって選んでいく事になります。

ツボはあれもこれもと沢山選ぶより、これはと言うものを絞り込んで使う方が上手くいくものです。体の状態をしっかり観察し、自分の体にあったツボを選ぶ事が大切です。

 

せきと鍼灸

最近ではせきを考える時でも色々な事を頭に入れなければならなくなりました。アレルギーはもちろんの事、大気汚染、環境、食事、ストレスなども大きく関係してきます。

せきと鍼灸

鍼灸でもただ肺のツボというのではなく、どのような事が関わって今のせきが出ているのかという事を考え、どうしたら抜け出せるかを探っていきます。

例えば、息を吸うのは腎が関わると考えるので、呼吸が浅かったり、息が深く吸えないという時は、肺だけでは無く腎のツボも使う事を考えます。

体の力を高め全体で体の調子を整えていく事が大切です。

他にも肩がこったり、手がしびれたりしていないだろうか?とか、お腹の様子は?便秘や軟便はどうだろうか?と色々な事を聞いていきます。

一つの事というのは、ただそれだけで起きているのではなく周りの環境やその人の生活など色々な事が関わって起きているものです。はりをする時もその様な事を考え、体の力を高め、全体で体の調子を整えていくという事が大切です。

その他メニューのご紹介

せき、呼吸器

鍼灸には、せきや喘息の様に体質に深くかかわるような訴えを持って来られる方も多くきます。せきも詳しく聞いてみるとストレスがかかるとひどくなったり、乾燥だけでは無く湿気にもやられる事があったりと様々です。ここでは、その様なせきに関する話をまとめてあります。

当院のご紹介

鍼灸には、現代の考え方とは違う経験と知恵が多く含まれています。陰陽や五行といった話も昔のものでは無く治療の中に組み込まれ実際の治療の中で生かされています。一水堂ではこの様な事を生かし鍼灸の良さを引き出した施術を心がけでいます。

脈診

はりの施術では、補法と言ってまずは体がしっかりする様に弱ったところから手をつけていくのが基本ですが、それは辛い場所や緊張している場所では無いので脈や腹診など診察をしてツボを探す必要があります。ここではその中でも特に大切になる脈診について紹介しています。

はり・きゅう 一水堂 料金とアクセス

料金

料金について
一水堂は、なるべく身近で皆さんに近い鍼灸院でありたいと思っています。その為、料金も通いやすくしてあります。その場だけの気持ち良さは問題からの抜け出す事には繋がりません。しっかりと体を整え明るい毎日を過ごしましょう。
 

料金表
初診料 1000円
一般 施術料 3500円
大学・専門 2500円
高校・中学 2000円
小学・幼児 1000円

一般の方
初めてのご来院の場合
 

 初回検査料1000円
+  施術料3500円
     計4500円
 

( 2回目以降は、3500円 )


施術歴20年の豊富な経験と高い技術

はり・きゅう一水堂

〒260-0813 千葉県千葉市中央区生実町2088-8

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はりきゅう一水堂アクセス

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