めまいと鍼灸

めまいと鍼灸

ひどくなると立っている事も出来なくなるめまいは、一度出るとなかなか落ち着かず、日常生活の色々な事に制限をかけてその質を落とします。

実際のめまいは、頭を動かしたり、ストレスがかかった時といった時だけというのでは無く、その日の体調にも左右され、良く無い時にはちょっとした事でも敏感に反応しその人を悩ませます。

特に薬で効果が無い様な時は長引く事も多く、ただ症状というよりも全身、根本からの改善が欠かせない症状の一つでもあります。

めまいと実際の治療

体質に合わせためまい対策

めまいというとメニエール病や起立性低血圧など原因をまず考えますが、実際にはそれだけでは無く、はっきりした原因が見つからない神経の調整が上手くいかない為に起こる様なものもあります。

ただ薬だけ飲んでいれば治るという単純なものばかりではありません。

実際には、めまいと一緒に冷や汗や吐き気、頭痛などを起こす事もあり、めまいがあるからとってただその薬だけ飲んでいれば不調から解放されるという訳ではありません。

微妙なバランスが必要とされる神経の働きの問題は、画像には映りません。原因を追い求めるだけでは無く、目の前の体の状態をよく観察し、話を良く聞きながら体を整えていく事が大切です。

めまいと鍼灸治療

体質に合わせためまい対策

めまいというと今では耳の中の問題や脳の問題などが調べられますが、東洋医学ではまた違う観点からめまいを考え治療してきました。めまいは、五臓の中では肝にかかわりが深く、ここの問題がある時にめまいが起こると考えられています。

昔からある鍼灸の医学書にも肝が病んだ時に起こるものとして、「太過なれば則ち人をして、よく忘れせしむ、忽忽として眩冒して癲疾す…」(素問、玉機真蔵論篇第十九)とあり、その気が過剰になれば、頭がくらくらとして物をみると目がくらむと説明されています。

検査に引っかからなくても問題が無い訳ではありません。

鍼灸でいう肝の障害は、今でいうアルコールによる肝障害や脂肪肝などとはまた違うので、ストレスからくるイライラや目の疲れ、頭痛や不眠、筋の引きつりなどにもかかわり、この様な症状と一緒になってめまいを起こす事もよくあります。

実際の訴えを中心に体をとらえる鍼灸では、めまいを耳や目だけの問題とせずもっと広く色々な事と関係して出てくるものと考えて対処します。検査に引っかからなくても体に問題が無い訳ではありません。体の訴えをよく聞き、自分にあった施術を受ける事が大切です。

 

体に合わせたツボ選び

体質に合わせた鍼灸治療

めまいにも色々あり、体が弱ってでるものもあれば、比較的体力があって症状も強くでるものもあります。

体が弱って出るめまいは、長い事体の調子が悪かったり食事の不摂生が続いている人に起こりやすく、耳鳴りや動悸、頭痛、便秘なども一緒によく起こします。(福島弘道2001.4 わかりやすい経絡治療) めまいの感じはそれほど激しくなくてもじわじわと抜けにくく長く続きやすいので注意が必要です。

同じめまいでも人によって使うツボは異なります。

一方で体力もあり抵抗する力の強い人のめまいは症状も強く、一緒に出てくる他の症状も強くなりがちです。この様な時は同じめまいでも問題が大きくなるおそれがあるので早目の対処が必要になります。

鍼灸では、体力が落ちて起こしているのを虚(きょ)のめまい、体力のある人のを実(じつ)のめまいと問題を分けて考えそれぞれに対処を変えます。使うツボもはりの素材もはりの使い方も違います。

ツボは、ただ押すだけで効くのではなく、このように体質に合わせた使い方というのも大切になります。同じめまいでも人によって使うツボは変わります。体をよくみて自分にあったツボを選ぶ事がまずは重要です。

 

体質で分けるめまい

体質に合わせためまい対策

めまいは東洋医学では大きく次の様に分けられます。一度なると中々回復する事の難しいめまいですが、生活を整え養生する事がめまいを改善する為の第一歩となります。体質に合った方法で上手にめまい対策をしましょう。

 
むくみタイプ

冷えが強かったり、甘いものを取り過ぎていたりで水が溜まっているようなタイプです。ぼんやりとしためまいや頭がぐるぐる回る様なめまいを起こしやすいという特徴があります。散歩やストレッチなどで身体を動かし、入浴する時もお風呂に入るなどこのタイプの人の場合は、気血のめぐりを良くしてやる事が重要です。

ストレスタイプ

ストレスで頭に気が昇り熱がこもっているような状態です。血圧が高かったり、更年期の時のめまいもこれに入ります。頭痛や耳鳴り目の疲れにともなってぐるぐると目が回る様なめまいの出し方をします。規則正しい生活を心掛けたり、緑茶やミントティーなど頭をスッキリさせてくれるようなお茶を飲んでリラックスする時間を作ると特に効果的です。

 
虚弱タイプ(きょじゃくたいぷ)

身体が弱いのですぐ疲れてしまったり、風邪をひきやすかったりするタイプの人です。体を動かす力が無いので気が滞りやすく、立ちくらみの様なめまいや貧血気味でふわふわするようなめまいを起こします。はちみつ、ウナギ、もち米など気を補う食材を多く取り、身体をしっかりさせる事が大切です。

 

お客さまの声

起立性低血圧障害…

起立性低血圧障害鍼灸患者の声
千葉県 男性

…半年ほど続けた頃に、体が軽くなったなという日が増えて一日できる事がふえていきました。

めまい、耳鳴り、耳の詰まり…

めまい鍼灸患者の声
佐倉市 男性

…ひとつずつ良くして頂き、めまいの症状が治まってからは相当楽になりました。…

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