胸の痛みを起こす疾患

ここでは、胸の痛みを起こす可能性のある疾患について紹介していきます。

肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)

肋間神経痛

肋間神経痛には、胸椎のヘルニアや骨問題が原因となって起こるものだけでは無く、帯状疱疹といって三叉神経痛の様にヘルペスウィルスを原因として起こる痛みがあります。ここでは、この帯状疱疹による痛みを紹介していきます。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)

帯状疱疹は、小さい頃かかった水ぼうそうのウィルスが過労やストレスによって活発になり水ぶくれを起こすものです。このウィルスは神経に潜んでいるので症状を出す時も神経に沿って出現してきます。肋間神経など胸から背中にかけてが一番多く、顔も含め上半身に多く起こります。

症状

初期は、痛みやかゆみのある水ぶくれから始まり、だんだん赤い発疹も伴い症状も強くなって行きます。片方の胸に起こる事が多く、症状が進むと衣服が触れるだけでも刺すような鋭い痛みがはしり、発疹も水ぶくれのものから黄色い膿をもったものになったり、潰れて潰瘍になったりします。

注意点

帯状疱疹は、だいたい1ヶ月前後でかさぶたになり治っていきますが、経過の悪いものは、帯状疱疹後神経痛と言っていつまでもひどい痛みを残す事があります。かかった時はなるべく早くしっかりとした処置を受ける事が大切です。また、このウィルスは接触する事で他にうつります。あまりかき壊して範囲を広げない事や他の人にうつさない様にする事が重要です。特に妊婦にうつると中の赤ちゃんへの影響があるので注意が必要です。

肋骨骨折(ろっこつこっせつ)

肋骨骨折

肋骨の骨折は、交通事故など大きな力がかかって折れる場合とゴルフのスイングなど繰り返し弱い負荷がかかる事で疲労骨折を起こす2つの場合があります。風邪で咳が抜けていかなかった時など骨折のイメージとは程遠い事で骨折を起こしたりする事もあるので注意が必要です。

症状

肋骨が骨折すると、深呼吸やセキなど胸郭が大きく動く時や胴体の動きに合わせて痛みを起こすようになります。骨折したした所は腫れて内出血が見られたり、押したときに他とは違う強い痛みが出るのでその事で見分けがつきます。

狭心症(きょうしんしょう)

狭心症

狭心症は、心臓の筋肉に一過性に血液がいかなくなり、酸素不足に陥った状態をさします。狭心症特有の胸の痛みと不快な感じをともない息苦しいなどの症状を起こします。40歳以上の男性に多く、高血圧や高脂血症、糖尿病、喫煙などが危険因子としてあげられます。

症状

みぞおちを中心に胸、左の肩、腕などに圧迫感や締め付けられるような、焼けるような痛みを起こします。痛みの範囲は漠然としている事が多くちょうど手の平ぐらいの範囲で症状が起こります。発作はしばらくすれば自然となくなり、長くても30分以内で終わります。これを越えて胸部痛が続く場合は、更に状態の進んだ心筋梗塞を起こしている可能性もあるので注意が必要です。

注意点

胸の痛みを起こすものには、狭心症の他にも色々なものがあります。動悸や冷や汗、息苦しさをともなうものには、パニック障害や過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)、胸の痛みだけなら肋間神経痛という事も考えられます。症状をよく観察し冷静に判断する事が重要です。

自然気胸(しぜんききょう)

自然気胸

自然気胸(しぜんききょう)は、肺の病気や外傷などの原因が無く突然に胸の痛みや息苦しさを感じるものです。若い世代の男性に多く、やせていて背の高い様なタイプの人によく起こります。70%の人が喫煙習慣があります。

原因

自然気胸には、はっきりした原因はありませんが、多くの患者さんがストレスを抱えていたり、睡眠不足や疲れをため込んでいるのでこの様な事と関係が深いと考えられています。また、自然気胸は人によっては何度も繰り返すので過去に一度起こした事がある様な人は要注意です。

女性の場合

女性の場合は、月経随伴性気胸(げっけいずいはんせいききょう)と言って子宮内膜症が横隔膜から肺に広がり、ついている子宮内膜の一部が月経で剥がれ落ちる事で肺に穴が開く事があります。この場合は、生理前後や排卵前後に気胸を起こし、痛みや違和感を感じるのが90%以上は左側という特徴があります。

大動脈解離(だいどうみゃくかいり)

大動脈解離

体の中を通る太い動脈がさける事で痛みを出すものです。場所によっては突然死する事もある怖いものなので疑われるような時は、安静にして早くに病院で診てもらう事が必要となります。

症状

ほとんどの場合が突然の強い痛みを伴い、呼吸困難やショック状態になる事も珍しくありません。動脈硬化や高血圧を持っている人に起きやすく、場所によっては痛みや意識障害だけではなく腹痛や下血、腰や足のしびれ、腎不全など一見関係が無い離れた所の症状を起こす事もあります。

大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)

解離と似たものに大動脈瘤があります。動脈瘤は動脈の壁がコブの様に膨らんだ状態でそれだけでも胸の圧迫感や気持ち悪さを訴えますが、破裂した時は、大量の出血を起こし大動脈解離の時と同じように強い痛みと呼吸困難起こします。何れも高血圧や動脈硬化が原因となって起こりますので普段からの予防が大切になります。

消化器による問題

逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)

動悸対策

酸性の強い胃の内容物が食道に逆流する事で食道の粘膜に炎症が起きます。逆流が起こると胸にあついものがこみ上げ、せきこむなどの症状を出し、胸に締め付けられるような痛みを生じます。その他にも口が苦くなったり、咽がつまって食べ物がのどを通らないなどの症状が起こります。

逆流性食道炎とは

胃にある強い塩酸や消化途中の食べ物が食道へ逆流して炎症を起こす疾患です。普段は、括約筋がしまって逆流を防いでいるのですが、この筋がゆるんでいると簡単に逆流を起こすようになり、びらんや潰瘍を起こすようになります。

症状

胃から上がってきた胃酸が食道を荒らす事で、胸やけや吐き気、のどの痛み声がれ、咳などの症状が起こります。特に酸っぱい液体が口まで上がってきてげっぷがでる呑酸(どんさん)は、逆流性食道炎の特徴的な症状の一つです。また、逆流性食道炎の時の胸の痛みは狭心症の時の痛みと似ているのでその様な時は注意が必要です。

注意点

逆流性食道炎によるびらんや潰瘍は、食道がんの時の病変と似ているので気になる時は、一度病院で検査してもらっておく事が重要です。また、長期に逆流性食道炎を患っていると食道の粘膜が胃の粘膜の細胞に起き変わってきてがんの下地となる事があるのでその様な場合も注意が必要です。

機能性胃腸症(きのうせいいちょうしょう)

機能性胃腸症

内視鏡検査などでは異常がみられないにも関わらず胃腸に痛みや不快な症状がある場合を言います。潰瘍や胃の荒れで痛みが出ているのではなく、働きがおかしくなる事で痛みが出ているので検査にひっかかる事が無いのが特徴です。

症状

胃のもたれ、ムカつき、吐き気、痛みなど普通に胃炎のある時の症状と変わらない様な問題を起こします。飲み過ぎ、暴飲暴食など特に思い当たる原因が無いのに、胃もたれを繰り返したり、みぞおちの痛みが一週間に一回以上ある様な場合は注意が必要です。

原因

この問題には、ストレスが大きく関係していると言われています。ストレスが続き、胃腸を調節する自律神経のバランスが上手く取れなくなると胃酸の分泌が過剰になったり、胃が縮こまったりする事で腹痛が引き起こされる様になります。

現代社会はストレス社会と言われるほどストレスの多いものです。自律神経のバランスを上手くとりストレスをため込まない様にする事が大切です。

胆石

胆石

胆のうは、肝臓から出た胆汁を濃縮する場所です。胆汁は食事の刺激で放出され消化と吸収を助けています。胆石はその胆汁が固まって石になったもので、出ていく為の管の所につまって炎症の原因となります。40才以上の女性に多く、ストレスや肥満、食事の欧米化などが関係していると言われています。

症状

右わき腹やみぞおちに痛みを起こし、吐き気、嘔吐、発熱などを起こします。発作は脂っこいものを食べた数時間後に起きる事が多く、しばらくすると治まります。まったく無症状の人もいれば、疝痛発作(せんつうほっさ)といって鋭く差し込むような強い痛みが起こる事もあり、それぞれです。

注意点

胆石の痛みで特徴的なのが疝痛発作(せんつうほっさ)ですが、これはとても痛みが強く、脂汗をかき、じっとしていられないほどの痛みです。痛む場所が同じみぞおちなので狭心症など心臓の問題と間違われる事もあります。病院でエコーなどの検査を受けしっかり原因を特定する事が重要です。

慢性すい炎

慢性すい炎

すい臓は、胃の裏に位置する臓器で、普段は血糖値のコントロールや消化吸収に役に立っています。慢性すい炎は、このすい臓が持続的に炎症を起こし自らの組織を消化酵素で傷つける事で起こります。慢性的な炎症はすい臓を傷つけるだけでは無く将来的にはがんの原因になる恐れもあるのできちんと治療を受け状態をコントロールする事が大切です。

症状

脂っこい食事やアルコールなどが引き金になり、みぞおちや背中に痛みを起こします。痛みは、鈍い重い感じの痛みが多く、初期は強く症状が進むと軽減する傾向があります。痛みが少なくなると今度は下痢やドロドロと油の浮いた様な脂肪便が出る様になり、やせて糖尿病などの病気も併発します。

注意点

すい炎は急性のものも慢性のものもアルコールに関係が深く、一度発症したら禁酒は治療の基本となります。普段から飲み過ぎる傾向があったり、糖尿など遺伝的にすい臓があまり強くない様な人は、普段からお酒は控えめにするなど注意が必要です。

 

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